【大学受験2027】広島大、小学校教員枠「育成型入試」新設
子育て・教育
リセマム/教育・受験/高校生
広島大学では、2019年度入試から総合型選抜と学校推薦型選抜の総称を「広島大学光り輝き入試」としている。総合型選抜には、I型(大学入学共通テストを課さない選抜)とII型(大学入学共通テストを課す選抜)があり、2027年度入学者選抜からはI型において、教育学部第一類初等教育学プログラムと生物生産学部生物生産学科で新たに「育成型」入試を実施することを決めた。
「育成型」入試は、高校の探究活動などで育まれた資質・能力や意欲を中断させることなく、各学部の「高大接続型プログラム」参加を通じて大学での学びに接続させ、未来を創造する高度専門人材の育成へつなげることを目的としている。2027年度「育成型」入試の定員は、教育学部第一類初等教育学プログラム10人、生物生産学部生物生産学科5人。
このうち、教育学部第一類初等教育学プログラムでは、広島県内の小学校教員になりたいという強い意志をもつ人を対象とした「地域教員希望枠」として、「育成型」入試を実施する。この取組みは、文部科学省「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業」に採択されており、広島大学と広島県教育委員会・広島市教育委員会との連携・協働で行う。
志願者は、高校生のうちから大学の学修の導入となる「高大接続型プログラム」に参加。オンラインセミナーやオンデマンド講義の受講、大学講義の受講体験などを通して学びを深める。入学後は、教職大学院6年一貫プログラムをベースとした「地域教員養成プログラム」への登録を必須とし、学部と大学院の6年間をかけて、広島県内の小学校でミドルリーダーとして活躍していくための高度な資質・能力を育てる。
広島大学Webサイトでは、地域教員希望枠「育成型」入試の特設ページを公開しており、募集要項や入学までの流れなども確認できる。
《奥山直美》
この記事の写真
/


