「2人はずっとこんな感じ」水上恒司&濱尾ノリタカの仲良しぶりに綱啓永がツッコミ『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』 完成披露 | NewsCafe

「2人はずっとこんな感じ」水上恒司&濱尾ノリタカの仲良しぶりに綱啓永がツッコミ『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』 完成披露

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『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』完成披露 上映前舞台挨拶 ©にいさとる/講談社 ©2025「WIND BREAKER」製作委員会
『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』完成披露 上映前舞台挨拶 ©にいさとる/講談社 ©2025「WIND BREAKER」製作委員会 全 34 枚 拡大写真
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』完成披露試写会が11月26日(水)に開催。

街を守る正義の不良軍団<防風鈴>からは、主演の水上恒司を筆頭に、木戸大聖、綱啓永、中沢元紀、上杉柊平、そして防風鈴を見守る橘ことはを演じた八木莉可子が登場。そして防風鈴を狙う凶悪集団<獅子頭連>から山下幸輝、濱尾ノリタカ、さらに本作のメガホンを取った萩原健太郎監督が大集結。上映後には、登壇予定のなかったJUNON(BE:FIRST)が急きょサプライズ登場した。

キャスト陣が本作のイメージカラーである“グリーンカーペット”に登壇すると、観客の大歓声に迎えられ、ファンとの交流やステージトークで会場のボルテージは急上昇。

続く上映前舞台挨拶では、約2か月にわたる沖縄ロケで生まれた絆や、撮影中の熱すぎるエピソードを次々と披露した。そして上映後には、JUNONのサプライズ登壇に合わせ、作品を観終えたばかりの観客の前で上映後舞台挨拶が急きょ決行、会場は歓喜と熱狂に包まれた。

<防風鈴>を象徴する“グリーンカーペット”にキャストが集結
男性キャスト陣は黒を基調としたスタイルで統一され、八木は気品漂うゴールドのドレスで登場。水上が八木の手を取ってエスコートしながら階段を下りると、観客席からは大きな歓声が。続いて木戸と上杉が、照れ笑いを浮かべる綱を両側から支える“二段エスコート”で登場し、早くも和やかなムードをつくり上げた。

本作の主人公・桜遥を演じた水上は、「レッドではなくグリーンカーペットなのでCGがやりやすそうだなと思います(笑)」と会場を笑わせつつ、「いろんな方に見守られながらのイベントで光栄です」と挨拶。

さらに、11月26日に誕生日を迎えた濱尾を「今日は誕生日なので!」と紹介すると、濱尾が「いいやつだな!」と照れつつ嬉しそうにコメントするひと幕も。劇中では敵対チームとして激突する立場ながら、ステージでは息の合った距離感を見せた。

ようやく観客の前に作品を届けられる喜びについて、水上は「ワクワクと緊張が入り混じっています。令和ならではのヤンキー映画として、観るに値する作品にするためにキャスト・スタッフ全員で議論しながら作りました」と噛み締めるように語る。

桜を真っ先に慕う楡井秋彦役の木戸は「こうして観てもらえる瞬間が、やっぱり一番嬉しい」としみじみ。皆を見守る橘ことはを体現した八木も、「原作へのリスペクトを大切にしながら、新しい魅力も届けられたら嬉しいです」と笑顔を見せた。

続いて、“街を守る正義の不良”という新たな不良像に挑んだキャラクター作りの話題へ。仲間想いでありながら謎めいた蘇枋隼飛を演じた綱は、「この作品の魅力はアクションにもあると思う。ただの殺陣ではなく拳ひとつひとつに感情を乗せることを意識しました」と表現へのこだわりを告白。

防風鈴きっての武闘派・柊登馬を演じた中沢は、「風鈴高校3年生としての風格と、“拳一発の重み”に気を配りました」と役作りを語る。

防風鈴の総代・梅宮一を演じた上杉は、「総代として桜たちをどう導くかを常に考えていました」と真面目に語るも、水上から突然「実は上杉さん、過去の作品でアクションの動きが分からなくなっちゃって“完全に迷子”だったことあるんですよ(笑)」と暴露され、会場は一気に爆笑ムードに。上杉は「彼にはずっといじられ続けていたけど、威厳を見せないといけないと思って、現場ではどっしりしていたつもりです!」と返し会場を沸かせていた。

防風鈴と敵対しながらもどこかに葛藤と信念を秘めた<獅子頭連>のキャラクターについて問われると、防風鈴を狙う獅子頭連の頭取・兎耳山丁子を演じた山下は、「笑っているのに目が笑っていない兎耳山の不気味さと、未成年らしい葛藤の両方を意識しました」とキャラクター解釈を語る。

獅子頭連の副頭取・十亀条を演じた濱尾は、「No.2の苦悩を丁寧に描けるよう意識した」と語った。劇中で十亀が履く下駄にちなみ、普段から下駄を履くなど徹底して役に入り込んでいた濱尾。そんな濱尾が「アクションが不安な自分を水上くんがサポートしてくれて…でもお腹に思いきり当てられたこともありました(笑)」と明かすと、水上が「当てたほうがやりやすいと思って!」と即ツッコミ。さらに綱が「2人はずっとこんな感じでした!」と追い打ちをかけ、会場は爆笑に包まれた。

こうしたキャストの空気感を温かく見守りながら、萩原監督は「原作が愛されている作品なので、ファンの皆さんにどう受け取っていただけるのか楽しみです」としみじみ。

最後には、水上が「この作品は、人の弱さや痛みを大切に作り上げたアクション映画です。爽快なアクションもたくさんありますので、感じるままに気楽に楽しんでいただけたら嬉しいで限りです」と力強いメッセージで締めくくり、グリーンカーペットは熱狂のまま幕を閉じた。

キャスト&監督のトークで会場大盛り上がり!上映前舞台挨拶
グリーンカーペットイベントの熱気が冷めやらぬ中、上映前舞台挨拶がスタート。会場からの大歓声を受けながら、水上は防風鈴、濱尾は獅子頭連の旗を掲げながら客席を通ってステージに登場した。

ついに本編お披露目となることについて、水上は「僕自身、喧嘩の経験はありませんが、この令和の時代にこの作品を届ける意味を考え抜きました。完成した映画を観たとき、丁寧に描いた結果が報われ、一本の芯が通った作品になったと感じました。原作ファンもそうでない方も楽しんでいただければ嬉しいですし、どんな感想をもっていただけるかワクワクしています」と期待を語った。

木戸は、「この映画を観たら、これまでのヤンキーものの概念が変わると思います。アクションも迫力がありますが、人情の部分や緩急もしっかり描かれていますので、ぜひ楽しんでください」と自信をのぞかせた。

八木は「私自身、原作やアニメの『WIND BREAKER』の大ファンになって、この作品に挑ませていただきました。映画では、素晴らしい原作が持つ素敵なメッセージはそのままに、生身の俳優によるアクションが加わり、原作の魅力を新たな角度で引き出せていると思います。いちファンとしても感動したので、ぜひ楽しんでみていただけると幸いです」と熱弁した。

綱は、「原作のファンとして期待していた以上の作品になりました。三次元でしか表現できない心情もしっかり込められています。素直な感想を広めていただけると嬉しいです」と語る。

中沢は、「アクションはもちろん、友情や感情の部分も深く描かれています。観た方の率直な感想も楽しみにしています」とコメント。

山下は、「防風鈴たちが守っている商店街や獅子頭連のアジトなど、細部まで作り込まれた美術にも引き込まれました。アクションシーンも予想以上の壮大さで、これまでの不良モノ作品とは違う爽やかな風を吹かせる作品になっていると思います。感想、ニヤニヤしながら待ってます!」と満面の笑み。

濱尾は、「人と向き合うことや誰かに頼ることの大切さが描かれている作品です。自分ゴトとしても楽しめる作品だと思うので、心を動かされながら楽しんでいただければ」と噛み締めるように語った。

上杉は、「撮影前に監督と、『観終わったお客さまが誰かを殴りたくなる映画ではなく、身近な誰かを守りたくなる映画にしたい』と話していました。その想いを大切に撮影してきたので、温かいものを感じる作品にできたと思います」とコメント。

「たくさんアクションもありますが、守りたくなる、弱さを見せてもいいと感じられる部分にフィーチャーしているのも特徴です。なかなかないヤンキー映画になったと思うので、これから映画館で体感してもらえると思うと楽しみでしょうがありません!」と自信をのぞかせた。

萩原監督は、「映画は完成に向けて少しずつ形を変えていきましたが、その過程でキャラクターの成長も見えてきました。主人公は桜ですが、全員の人生が詰まっている作品です。喧嘩経験の有無に関わらず、きっと共感できるキャラクターがいると思います。ぜひ映画ならではの魅力を楽しんでほしいです」と熱い想いを語った。

物語は、風鈴高校の“てっぺん”を目指す桜と真っ直ぐぶつかる楡井の出会いから幕を開ける。水上は、木戸との関係についても触れ、「桜が将来“てっぺん”になるとしたら、隣にいるのは楡井だと思っています。楡井役の木戸さんとの演技が大事だと持っていましたが、桜にとっての楡井を、木戸さんも大切にしてくれていました」と、2人の関係性を大事に演じられた手ごたえを明かす。

木戸も「恒司と初めてこの作品で共演し、演技のやり取りを通して、楡井として桜を理解していく過程が、自分自身とリンクしました。楡井としてもいち俳優としても楽しい時間で、桜を恒司が演じてくれてよかったとおもうし、2人のシーンを創り上げられたことがすごく嬉しかったです」とふり返った。

八木は座長・水上の姿勢に感銘を受けたといい、「まわりへの気遣いがすごい。自分だけでなくスタッフへの配慮も細やかで、いろんな視点から物事が見えていて、リスペクトしかないです」と語る。

また、街を守る信念を胸に獅子頭連と戦う防風鈴のアクションシーンについて、綱は「風が吹く中でのアクションは大変でした。原作ではタイマンですが、映画では乱闘のように見せていて、共闘やキャラクター同士の関係性が深く描かれています」と見どころを語る。

中沢は、「柊は他のキャラクターとは異なる戦闘スタイルを意識しました。強風の中での撮影もあり、何日もかけて丁寧に撮影したので、アクションは大きな魅力の一つです」と明かした。

両軍の大将同士の心理描写を交えた激闘シーンでは、山下は「初めての大きなアクションで最初は気を遣っていましたが、対決する梅宮役の上杉さんに甘えることでうまくいきました。僕と上杉さん、兎耳山と梅ちゃんの関係と重なるところもあって、すごく楽しくやらせていただきました」とコメント。

上杉も「僕も山下君には甘えさせてもらった。練習から本番まで、山下君の熱量に引っ張られてお互いに高め合って、いいシーンができました」と撮影を振り返り、息詰まる戦いの舞台裏を語った。

白熱の桜VS十亀のタイマンについて、水上は「濱尾君演じる十亀は、戦闘スタイルや下駄、長髪、サングラスなど独特で、やりあったときに色々難しかった。ぼくらの演技が成立しても、カメラが入りきらないこともあります。キャストスタッフ一同がベストを尽くして奇跡の瞬間を狙いました」と熱くふり返る。

対する濱尾は、「水上君に引っ張ってもらい、アクション経験が少ない自分も思いきり挑めました。最初は色々相談していたのに、いつのまにか黙って挑んでいける時間が生まれ始めたりして、役者として貴重な経験詰ませて頂けたなと思います」とアクション練習の熱気を振り返り、舞台を沸かせた。

上映後、JUNONがサプライズ参加&山下が客席から登場
本編上映後、カーペットイベントや上映前舞台挨拶に参加できなかったJUNONが急きょ駆けつけ、サプライズ登壇が実現!会場の興奮は一気に最高潮に。

水上が「若干一名、いない人が…呼びますね(客席に向かって)兎耳山―!」と呼びかけると、なんと本編を鑑賞していた山下が「たのもー!」と兎耳山の名台詞を叫びながら、客席から颯爽と登場。山下は自身のユニット「WILD BLUE」のメンバーとともに鑑賞していたことも明らかに。

本編を観終えたばかりの観客の熱気はさらにヒートアップし、映画を観終えたばかりの観客と共鳴する形で、会場は大盛り上がりとなった。

水上は「主演として何か言うべきところですが…この役目はJUNONさんにお譲りします!」と突然バトンタッチ。JUNONは「初めての映画出演作品をお客様に観ていただけて、感想にドキドキしています。主題歌や作詞も担当しているので…」と語ると、会場から惜しみない拍手が送られた。

上映後舞台挨拶では、具体的なシーンに言及したトークも展開。水上は「ラストの立ち回りで、犬猿の仲だった桜と杉下が、ひょんなきっかけから一緒に敵をぶっ飛ばすシーンがありました」と振り返ると、JUNONも「あのシーンは胸アツでした。杉下は協調性のないキャラクターで、協力したわけじゃないけど、たまたま桜と動きが揃うところが熱いんです」としみじみ。

水上は「杉下はロングウィッグで視界が狭かったから、僕が動きを合わせにいった感じです」とドヤ顔で返し、JUNONが「さすがに見えてたけどね!」とやり返す軽妙なやりとりに、会場は大爆笑も。

濱尾が「桜と楡井のクライマックスシーンでは、2人で本当に話し合ってました」と振ると、木戸は「撮影の2日前に、急きょ監督から『こうしよう』と言われて生まれたシーンです」と撮影裏話を披露。綱も「拳を合わせるシーンでのセリフはアドリブで、『何か一言言ってから合わせよう』ってみんなで決めました」と明かすなど、上映後の会場は終始大盛り上がりを見せた。

最後に水上は「こんなグダグダな舞台挨拶になってしまい、俳優代表としてお詫びします!」と笑いを誘いつつ、「ご感想をぜひキャストスタッフに届けていただけると励みになります。引き続き映画を愛してもらえるよう頑張りますので、よろしくお願いします!」と熱いメッセージを贈り、グリーンカーペットから始まった一連の完成披露試写会は幕を閉じた。

観る者を彼らの闘いに巻き込んでいくような“風”を映し出した風速25m/s超の疾走感あふれるウィンドアクション、『ブルーピリオド』の萩原健太郎監督&脚本を務めた『ハケンアニメ!』の政池洋佑のタッグによる圧倒的熱量で紡がれる青春ドラマの融合により、これまでの常識を打ち破る全く新しい不良映画が誕生する。

『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』は12月5日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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