
休むことは自分を大切にすること。家事、仕事、人付き合い…。休みたいのにうまく休めない…。
ワーカホリックで休み下手だった著者のリアルな体験から生まれた、休む罪悪感を消して明日を軽やかにする60のヒント集。
監修は精神科医・名越康文氏。かわいいネコたちの4コマ+エッセイには心を軽やか&ラクにする休み方のヒントが満載です。
※本稿は書籍『ニャンだかラクになる休み方』(Jam:著、精神科医・名越康文:監修)から一部抜粋・編集しました。
何もしないと罪悪感がある

セルフブラック企業みたいなことやめよう
「罪をおかした、悪いことをした、社会的、道徳的に間違ったことをしたと感じると
きに生じる感情」。罪悪感について調べると、このように書かれています。そんなこ
とは、いまさら聞かなくても知っていると思いますが、世の中には「何もしてないこ
とに罪悪感を感じる人」もいるので、あえて書いてみました。何もしていないという
ことは、罪もおかしていないんです。起こってもいないことに対して、罪悪感を感じ
る必要はありません。
私も以前は、何もしていないことに罪悪感を感じて、何かをしてしまうことがあり
ました。例えば休日でも「暇な時間があるなら、仕事をしなくてはいけない」などで
す。〆切に余裕があっても罪悪感を感じるので、なんでかな?と思いました。冷静に
考えたら、それは、「かもしれない罪悪感」でした。「仕事が終わらないかもしれない
↓仕事で迷惑をかけるかもしれない↓社会人として許されない」といった感じです。
こういうのって不測の事態を予想して行動できているわけですから、本当なら罪悪感
どころか、「自分、えらい!」と褒めてあげたっていいんです。
何もしていないのに「かもしれない罪悪感」で何かしてしまう人は、こう考えてみ
てください。自分も人権を持った一人の人間です。「人を休ませないのは悪いことだ」
と考えて、自分のことも休ませてあげてください。
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