大学対抗デザイン思考選手権、2・3位は東北大・阪大…1位は?
子育て・教育
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同選手権は、AI時代を生き抜くための「デザイン思考力」を実践的に学ぶ機会として、2024年のプレ開催を経て2年目を迎えた。2025年度は、エントリー時のデザイン思考テスト(日米技術特許)で高スコアを取得した大学生約200名を参加招待し、参加表明のあった19大学でチームを結成した。
大テーマを「持続可能な未来 ~Japan カルチャー~」とし、「日本の食」と「日本のエンタメ」を具体的テーマに、日本の未来創造に資するビジネスアイデアを競った。決勝大会では、書類審査を通過した8大学がプレゼンテーションを実施し、アサヒビール、積水化学工業、キヤノンマーケティングジャパンの社員による審査メンタリングのもと、熱戦が繰り広げられた。
これらのテーマは、学生が取り組みやすくかつ日本の未来創造への重要テーマとして設定された。後に、新政府が設置した「日本成長戦略本部」の17戦略分野においても「コンテンツ(アニメ・ゲームなど)」「フードテック」は戦略分野と発表があり、時代を捉えるテーマとなった。
デザイン思考選手権は、企業とZ世代が、サステナビリティについて、ともに考え、学び、具体的なサービスや事業アイデアを打ち出し、Society.5.0で求められる創造性社会に必要なスキル・マインドセットを育む「未来志向型共創プログラム」のサステナビリティフェスから生まれたアイデアソンである。
サステナビリティフェスのエントリーとなる、ビジネス創造力を可視化する「デザイン思考テスト」の上位者が招待され、大学ごとにチームを組み、イノベーションや新規事業の経験がある企業社員(アクセラレーター)によるメンタリングも受けられるプログラムとなっている。社会価値と経済価値の両立を目指すアイデアを練り上げるものである。
サステナビリティフェスは、全国から(海外からも)学生が参加するオンライン開催の招待プログラムとなり、誰もが参加できる特別イベントプログラムの他、スコア上位者のみの招待イベントを開催している。これらのプログラムは、参加学生にとって人生の財産となるような経験になることを願って運営されている。
《吹野准》


