千葉県の私立学校、初年度納付金は小中高とも値上げ…高校は平均4万7,277円増

　千葉県は2025年12月22日、2026年度（令和8年度）千葉県私立学校の初年度納付金について調査結果を公表した。12月時点の平均額は高校83万2,631円、中学校89万9,979円、小学校96万6,096円。小中高とも前年度から値上げし、高校の平均額は前年度から4万7,277円増となった。

　初年度納付金とは、入学金、授業料、施設関係費など、入学初年度にかかる納付金の総額。学校により別途、給食費、スクールバス代、諸会費が必要となる場合がある。

　千葉県内の私立高校54校（全日制64学科）の初年度納付金は、前年度比4万7,277円（6.0％）増の83万2,631円。54校のうち、値上げ校は昭和学院、国府台女子学院高等部、二松学舎大学附属柏、渋谷教育学園幕張、光英VERITAS 、流通経済大学付属柏など38校、据置き校は16校。最高額は渋谷教育学園幕張105万2,000円、最低額は愛国学園大学附属四街道59万4,000円だった。

　私立中学校24校の初年度納付金は、前年度比1万6,833円（1.9％）増の89万9,979円。24校のうち、値上げ校は成田高等学校付属、昭和学院秀英、渋谷教育学園幕張、東海大学付属浦安高等学校中等部など8校。15校は据え置く。値下げしたのは、日出学園1校のみ。前年度から1万4,000円値下げした。最高額は渋谷教育学園幕張115万2,000円、最低額は成田高等学校付属69万400円。

　私立小学校10校の初年度納付金は、前年度比1万4,200円（1.5％）増の96万6,096円。10校のうち値上げ校は、国府台女子学院小学部、成田高等学校付属、千葉日本大学第一の3校で、7校は据え置く。最高額は幕張インターナショナルスクールで234万円、最低額は三育学院大学付属光風台三育52万円であった。

　2026年度千葉県私立学校初年度納付金の一覧は、高校・中学校・小学校別に千葉県Webサイトで公開。受験料、入学金、授業料、施設関係費などの内訳もみることができる。