性的ディープフェイク被害、約8割が中高生…警察庁 | NewsCafe

性的ディープフェイク被害、約8割が中高生…警察庁

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「そのAIの使い方、犯罪かも・・・」児童の性的ディープフェイク被害・加害防止のための広報啓発資料
「そのAIの使い方、犯罪かも・・・」児童の性的ディープフェイク被害・加害防止のための広報啓発資料 全 2 枚 拡大写真
 警察庁は2025年12月18日、子供の性的ディープフェイク被害や加害を防止するための啓発資料を公開した。全国の警察には9月までに、18歳未満からの被害相談が79件寄せられており、加害者の約半数は被害者と同じ学校に通う生徒だったという。

 生成AIや画像加工アプリを悪用して、実在する児童・生徒を「性的ディープフェイク」に加工する被害が深刻化している。同庁によると、1月~9月までの被害相談は全国の警察に79件寄せられ、うち約8割が中高生だった。中には小学生が被害に遭ったケースもみられたという。

 また、被害者と加害者が、同じ学校の同級生や先輩というケースが半数を超えていたことも明らかにした。

 国家公安委員会委員長の赤間二郎大臣(内閣府特命担当大臣)は記者会見で、小中高生と保護者に向けたメッセージを発信した。小中高生に対しては「安易にAIを使って他人の画像を加工したり、それをSNSに投稿したりすることが、思わぬ人権侵害につながりかねない点に十分注意してほしい」。また、保護者に対しては「AIを利用する際のルールやモラルについて、子供と話し合ってほしい。万が一、子供が被害に遭っていることに気付いた場合は、躊躇せず最寄りの警察署に相談してほしい」と呼び掛けた。

 今回の啓発資料では、被害にあったときや、困ったときの相談窓口として、警察や教育委員会をはじめ、地方自治体等の窓口があることを周知。軽い気持ちで、他人の画像を加工してSNSなどに投稿することが、犯罪の加害者になる恐れがあることをわかりやすく紹介している。

《川端珠紀》

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