【高校受験2026】京都府公立前期<嵯峨野高等学校 京都こすもす科>講評
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リセマムでは、京進の中学・高校受験トップシグマの協力を得て、嵯峨野高等学校(京都こすもす科)の学力検査講評を速報する。このほか、堀川高等学校(探究学科群)、西京高等学校(エンタープライジング科)、共通学力検査3教科についても同様に掲載する。
嵯峨野高等学校(京都こすもす科)
講評 (京進 提供)
英語
大問1 リスニング 〔標準〕
大問2 長文読解(随筆文) 〔標準〕
大問3 長文読解(説明文) 〔標準〕
大問4 語彙 〔標準〕
大問5 整序英作文 〔標準〕
大問6 英作文 〔やや難〕
大問7 自由英作文 〔難〕
大問1のリスニングは例年通り。大問2のスペイン語に関する随筆文については、英問英答と空欄補充で、今年度も日本語・英語の記述問題の出題は無かった。大問3は、サメに関する説明文で理由や指示語の内容などが問われた。長文はいずれも分量が多いため読むスピードが要求される。大問4の語彙問題、大問5の整序英作文は標準的な難度。大問6の和文英訳問題は例年通り難易度はやや高めで、そのまま訳すのではなく伝えたいことに言い換える必要がある。大問7は、「AIの発達によって、将来日本の学生は英語を勉強する必要がなくなる」という考えについて、賛成または反対の考えを、理由を含めて述べる英作文。どちらの立場でも書くことができる。40語~50語のテーマに沿った自由英作文となっているので、英作文対策を十分にしておきたい。
数学
大問1 小問集合 〔やや易〕
大問2 四分位数と箱ひげ図 〔やや易〕
大問3 確率 〔標準〕
大問4 関数 〔標準〕
大問5 平面問題 〔標準〕
例年通り大問5題構成。全体的な難易度は例年と比べて易しく、しっかりと練習を積んできた受験生にとっては、解法の方針が立てやすい問題が多かった。大問1の小問集合は、基本的な内容であり、計算ミスなどの失点は許されない。大問2のヒストグラムと箱ひげ図の問題は四分位数、中央値がどの階級に含まれるかを丁寧に整理すれば確実に正解できる内容。大問3の確率は図や表を使って整理すれば解決できる標準レベルの問題。大問4(2)は体積を具体的に求めるとよい。大問5は(1)で証明した方べきの定理と角の二等分線の性質を組み合わせて解く問題。誘導にうまく乗れるかがポイント。嵯峨野高校の数学は、突飛な難問よりも、参考書や問題集で扱われるような問題が多く出題される傾向にあり、幅広い入試問題にコツコツと取り組み、標準的な解法を使いこなす対応力を高めておくことが合格への近道である。
国語
大問一 論説文 『SNSの哲学』戸谷洋志 〔標準〕
大問二 物語文 『猫のお告げは樹の下で』青山美智子 〔標準〕
大問三 古文 『大鏡』〔標準〕
例年通り論説文、物語文、古文の大問3題構成、現代文の素材文が昨年度よりやや短くなった。漢字や語彙に関する選択問題は昨年度と同様に出題されている。慣用表現などを含め、語彙力が試される。論説文の記述問題は120字が1問、物語文の記述問題は60字が1問出題された。1問あたりの記述字数は昨年度より増加している。字数の多い記述問題にも慣れておく必要がある。古文は昨年度同様、1つの文章から出題された。難解な文章ではなく、指示語の指示内容や古語の解釈など基本的な問題が多いので、古文で得点できるよう対策をしておきたい。また、今年度は現代文と古文の両方で会話文形式の問題が出題された。選択肢の文が長い問題も多く、全体として読む量は多い。分量にも慣れておきたい。
理科
大問1 物理 水圧 〔やや難〕
大問2 生物 消化酵素のはたらき 〔標準~やや難〕
大問3 化学 直並列回路の電気分解〔やや難〕
大問4 地学 天気の変化 〔やや易~標準〕
各分野ほぼ均等に出題されている。大問1は、水圧に関する問題であった。リード文に従って解くと対応は可能であったが、文字が多く使われていたため、イメージを正しく持って文字を扱う対応力が問われた。大問2では、消化酵素がテーマとなっており、中学校で扱った実験から、クレブスのクエン酸回路の発見の実験まで幅広く扱われた。大問3では、直並列回路での電気分解が扱われており、計算が煩雑で、時間がかかった受験生が多かったのではないだろうか。
大問4の天気に関する問題は、知識重視のため確実に得点しておきたい。全体として、難化しており、各単元の知識と基本的な考え方、さらに問題文から得られる情報を理解する力が必要であった。
社会
大問1:地理・歴史・公民(お茶を題材とした複合問題)〔やや難〕
大問2:歴史(対外関係史)〔標準〕
大問3:地理(地理院地図・GISの読解)〔標準〕
大問4:公民(現代社会の諸課題)〔標準〕
問題構成は例年通り。大問1は「お茶」をテーマに、人口上位国、独立戦争、栄西と臨済宗、シラス台地、雨温図、法律制定の流れなど幅広く出題された。資料読解を要する問題が多く、最後の80字記述も含め、やや難度は高めであった。
大問2は弥生から明治までの対外関係史。勘合貿易の背景を問う40字記述や年代整序が出題され、通史の理解ができていれば対応できる内容である。
大問3は地理院地図やGISに関する問題。対蹠点、ため池の60字記述、集水域の読み取りなど、資料を分析する力が求められた。
大問4は差別、財政、少子化、法制度など現代社会の課題から出題された。全体で40字~80字の記述が計3題あり、条件を整理して簡潔にまとめる力が重要であった。
このレポートは2026年2月16日(月)に、速報として京進の中学・高校受験トップシグマにより作成されたもの。
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協力:京進
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