なにわ男子・藤原丈一郎、初セルフプロデュース舞台で一人28役 “骨折”実体験リンク&“丈子”が会場沸かす【じょうのにちじょう/公開ゲネプロレポ】
芸能
モデルプレス/ent/wide/show
【写真】足の骨折を再現した藤原丈一郎
◆藤原丈一郎セルフプロデュース舞台「じょうのにちじょう」
2004年に入所後、2018年になにわ男子を結成、2021年にCDデビュー。バラエティや舞台などで経験を積み、多方面で活躍する藤原が、構成・演出・出演を手がける初のセルフプロデュース公演。トーク、演技、映像、ものまねなど“やりたいこと”を詰め込んだ内容となっている。
大阪公演は自身の30歳の誕生日・2月8日からスタートし盛況のうちに終幕。2月23日より東京公演が開幕する。
◆藤原丈一郎、現実と重なる“骨折”設定 レントゲン写真グッズも話題
物語は、小学生・丈一郎がランドセルを背負って学校から帰宅する場面からスタート。回転する盆で家の中へと場面転換され、オープニング映像を経て、かっぽう着姿の母が自転車で買い物から戻る。リビングでノリノリに歌い出すなど、大阪色全開のコミカルな展開で観客を一気に引き込む。
続く兄の部屋のシーンでは、足を骨折した兄がベッドで「パワプロ」ゲームに没頭。ここから物語は大きな見せ場へと発展する。兄が作り上げた理想の野球チームの試合を、藤原が実況・解説・選手役まで一人で担い、白熱の試合を再現。オーダーにはなにわ男子のメンバーをはじめ、SUPER EIGHTの横山裕、村上信五らの名前も飛び出す。観客に応援を求め、事前に配られた紙で即席応援グッズを作らせるなど、ライブ感あふれる演出も光った。
この“骨折した兄”という設定は、藤原自身の実体験とも重なる。2024年末に行われたなにわ男子のアジアツアー・台湾公演中、足を骨折しながらステージに立った過去があり、作中の兄の葛藤には現実の記憶がほのかににじむ。さらに、本公演のグッズとして販売されているステッカーには、その骨折時のレントゲン写真も使用されており、ファンの間で話題に。フィクションの物語とリアルなエピソードがさりげなくリンクする仕掛けも印象的で、ファンにとっては思わず胸が熱くなる演出となっていた。
中盤では、外を歩きながら本音を吐露する丈一郎の姿も描かれる。にぎやかな家庭の裏で抱えてきた思いが静かに明かされ、客席の空気も一転。祖父が“生成AI画像”から曲名を当てるユニークな場面では再び笑いが広がり、緩急ある展開で物語を彩った。
◆生“丈子”降臨 推し活全開キャラが巻き起こす共感と笑い
そして、なにふぁむ(※なにわ男子のファン)にとって見逃せないのが“丈子”の存在だ。丈一郎の姉・丈子が、推し活帰りのテンションそのままに登場すると、自室で即ライブ配信をスタート。「朝4時解禁のネットニュースを見るために、4時に起きてるから!」と誇らしげに語り、オタクの鑑ぶりを発揮。取材エリアに向かって「この記事も4時解禁ですよね?」と投げかけ、報道陣まで巻き込む場面も。情報解禁を熟知したセリフに、客席からは共感と笑いが起こる。
さらに配信中には“スクショタイム”を設け、「はい今!今やで!」とポーズを連発。ファンミーティングさながらの距離感で客席を巻き込み、リアルな“推し活あるある”を次々と畳みかける。SNS文化、解禁時間、拡散スピード――現代アイドルファンの生態を巧みに切り取りながらも、どこか愛おしさが漂うキャラクター造形はさすが。藤原の観察眼とセルフプロデュース力が光る場面となった。
終盤は教室での作文発表へ。家族を観察する宿題から始まった物語は、笑いに満ちた日常の奥にある思いをすくい上げる。骨折で夢を断たれた兄へのまなざしも含め、家族の尊さが静かに浮かび上がり、温かな余韻を残して幕を閉じた。
回転する盆による場面転換、映像演出、観客参加型の仕掛け、そして圧巻の一人28役。コメディと家族ドラマを自在に行き来する本公演は、藤原のエンターテイナーとしての総合力を改めて証明する舞台となった。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》


