5月21日に開催予定の卒業コンサートをもって乃木坂46から卒業することを発表している梅澤美波。そんな節目の時期に、3月31日深夜スタートのMBS/TBSドラマイズム『失恋カルタ』でトリプル主演を務める。本作は又吉直樹の“カルタの句”を原案にしたオリジナルラブストーリーで、梅澤にとっては現役最後のドラマ出演作としても位置づけられている。そこで本記事では、『失恋カルタ』に注目しながら、卒業を控えた今の梅澤だからこそ映し出せる女優としての魅力を整理していきたい。
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『失恋カルタ』は、梅澤、西垣匠、加藤小夏がトリプル主演を飾る作品。大学のボードゲームサークルで出会った27歳の男女3人が、それぞれが抱える恋の問題に向き合い、悩んでもがきながらも成長していく姿が描かれる。梅澤が演じるのは、正義感が強く、何事にも一生懸命で、恋にもまっすぐぶつかる“恋多きバリキャリOL”の夏野千波。恋愛や結婚を現実的に意識し始める年齢ならではの迷いや焦り、まっすぐさと不器用さが同居する役どころだけに、凛とした印象の強い梅澤がどのように人間味をにじませるのかは、大きな見どころになりそうだ。
梅澤自身も本作について、「失恋という普遍的なテーマの中で、答えや正解を欲しがってしまう日々でしたが、人間臭く不器用に生きる毎日は私にとって忘れがたい時間になりました」とコメントしている。さらに、心にある感情を頭で整理してしまいがちな自分にとって、感情に素直な千波の姿が羨ましく映ったとも語っていた。こうした言葉から伝わってくるのは、役をただ演じるのではなく、自身の内面と照らし合わせながら向き合っていたということ。恋にまっすぐな千波という人物を通して、梅澤の繊細な表現がこれまで以上に引き出されるのを期待したい。
加えて、本作が持つ節目としての意味も見逃せない。梅澤は卒業発表時のブログにて、キャプテン就任以降、乃木坂46とより深く向き合ってきたことや、後輩たちの成長を感じた今だからこそ卒業を決意したことを明かしていた。さらに、「大好きな乃木坂を、 今なら大好きなまま、去ることができそう」と綴っていたことも印象的だ。グループの中心として多くのものを背負ってきた時間があるからこそ、『失恋カルタ』のように迷いや揺れを描く作品でも、自然と説得力のある感情表現につながっていくことだろう。
現役最後の出演ドラマとなる『失恋カルタ』は、梅澤にとって、乃木坂46として積み重ねてきた時間と、その先の女優としての可能性をつなぐ一作になりそうだ。恋愛に悩み、もがきながら成長していく等身大の主人公を通してどのような表情を見せるのか。卒業という大きな転機を前にした今だからこそ届く芝居として、注目してみたい。



