
毎日、仕事や家事に追われて、自分のことはつい後まわし。「もっとゆったり暮らしたい」「心の余裕を持ちたい」と思っているのに、気づけば心がカサカサしてしまうことってありますよね。そんなときにおすすめなのが、文筆家・甲斐みのりさんが実践する、日常のなかに“ささやかな楽しみ”をそっと仕込む方法です。
たとえば、学生時代にワクワクしたファミレスのドリンクバーを思い出し、あの自由で楽しい感覚を自宅のキッチンで再現してみる——。ほんの小さな工夫なのに、「気持ちがちょっと上向きになる 」と甲斐さんは言います。
本記事では甲斐さんが「おやつ」をテーマに書き下ろしたエッセイから、 忙しい毎日を「少しだけ特別な時間」に変えるアイデアをご紹介します。
※本記事は書籍『おやつがあれば、だいたいだいじょうぶ』(甲斐みのり:著/スターツ出版)から一部抜粋・編集したものです
お家ドリンクバー
私の家の台所には、「ドリンクバー」と名付けた一角がある。
散歩の途中に選んだもの。旅先のホテルから持ち帰ってきたもの。
プレゼントにいただいたもの。気に入って買い続けているもの。
さまざまな種類の緑茶や紅茶や中国茶を、
ブリキ製のコーヒー缶や茶筒に入れて並べている。
それは、学生時代に友達と、何時間でもおしゃべりを楽しんだ
ファミレスのドリンクバーを、自宅でも再現したいと思ったから。

「次はどれにしようかな」
なぜだか無性にわくわくしながら、なにを飲むか悩んだあの時間。
それがいつでも手が届く所にあれば、
なんでもない日も、いつもの部屋も、
特別な時間や空間に変えられる気がしたのだ。
ちょっと余裕がある朝や、夕食のあと。
それから特に予定がない休日も。
ドリンクバーの前に立つと、気持ちがちょっと上向きになる。
どこかへ旅に出たような、誰かとおしゃべりしているような。
とりあえず、好きなお茶を淹れて、ひと息つこう。
1杯のお茶で、いつもの部屋がお気に入りに変わる魔法がかかる。

▶【おやつDATA】DEAN & DELUCAの紅茶に合うビスケット
紅茶の絶好のパートナーになるビスケット 菓子研究家・福田里香さん考案ギフト第2弾


気が利いた良質な手みやげを買い求めたり、ちょっと贅沢なおやつを身体が欲しているとき。確実に要望をかなえてくれる頼もしい存在なのが、国内外から選りすぐりのおいしいものを集めたフードマーケット「DEAN & DELUCA」。最近赴く頻度が増えたのは、菓子研究家の福田里香さんとタッグを組むギフトプロジェクトが立ち上がったから。
第1弾で登場したのは伝統的なフランスのサブレ「ディアマン」で、第2弾は紅茶文化が根付くイギリスのアフタヌーンティーからヒントを得たという「ティービスケット」。
フレーバーは3種類。華やかな香りのバニラにれんげはちみつを加えた甘美な「ハニー&バニラ」。爽やかなレモンの酸味にポピーシードを合わせた清涼感あふれる「レモン&ポピーシード」。スパイシーなジンジャーとクローブ、ココアのようなキャロブとブラウンシュガーの四重奏が深いコクを織りなす「ジンジャー&キャロブ」。
どれもざくざく歯切れよく、その名の通り紅茶の絶好のパートナー。ホットでもアイスでも、ストレートでも、ミルクティーやレモンティーにも、軽やかに寄り添います。
おやつDATA
ティービスケット(ハニー&バニラ・レモン&ポピーシード・ジンジャー&キャロブ)各12枚入 1944円
DEAN & DELUCA 六本木
住所 :東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウンB1F
TEL :03-5413-3580
営業時間:11:00~21:00
定休日 :なし
アクセス:六本木駅直結
(注意事項)
〇本書に掲載したデータは2026年1月時点のものです。商品の価格や内容、パッケージ、店舗の情報は変動することがありますのでご了承ください。
〇価格はすべて消費税込みです。
イラスト/鬼頭祈
写真/佐野学
■著者略歴:甲斐みのり
静岡県生まれの文筆家。大阪芸術大学文芸学科を卒業後、京都や東京を拠点に活動し、旅や散歩、建築、お菓子、手みやげ、雑貨など、暮らしの中の楽しみを題材に多数の媒体で執筆している。著書は『地元パン手帖』『アイスの旅』『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』など多数。
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