
こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。今月55歳になりました。43歳のころ、超高齢出産からの育休復帰時にストレスで耳が聞こえなくなったあたりで感じ始めた私の更年期もそろそろ終盤、現在閉経判定待ちです。長かった。
「閉経判定待ち? どういうこと?」
そう、更年期って謎が多いんです。そして、更年期という言葉が気になりだした人たちに向けて、多くの先輩たちはこうアドバイスしてくれるのではと思います。
「更年期の情報は待っていても目の前にこない、保活情報みたいなものだから、自分で探しにいったほうがいいよ。なるべく早めに」。
私は治療を受けたいのに、受けられなかった! なんでやねん!
私は43歳から漢方エキス製剤(いわゆるツムラ)の処方を受け始め、2年ほどで「煎じの漢方」に転向しました。煎じは私にはよく効いたのですが、49歳コロナ渦中に症状が悪化。これはダメだ、ホルモン補充療法(HRT)を受けたいとクリニックを受診しましたが、半年に1回ずつ合計3つのクリニックで断れらました。
取材でお世話になるクリニックに行けば処方されるのはわかっていましたが、「最寄りの普通のクリニック」の事情を知りたかったので、敢えてトライしたのですが、少なくともコロナ前後はこんな感じでした。
最終的に51歳、コロナの終わりにママ友の口コミに頼ってHRTを処方してくれる医師にたどり着きました。3か月ほどでケロリと奏功、そして感じたわけです。
「なんで度もHRT断られた?!?! どう考えても出せた????」
という怒りとともに、更年期障害の啓発記事を大量配信し始めたのが2022年。この際、私が改めて「そもそもなんでこんなに具合が悪くなるのか知りたいわ」と選択したのがメノポーズカウンセラー資格の取得でした。ちょうど放送大学に再入学して、なにか資格を取ってみたりしたいブームがきていた時期だったというのもあります。
そして結果的に、ここで資格取得をしたことで「更年期は何に気を付ければいいのか」かなりわかる私が爆誕したのでした。
メノポーズカウンセラーって何? 「試験の合否よりもその学習過程のほうに意味があった」
メノポーズカウンセラーの特徴のひとつを挙げると、資格を取得すると「NPO法人更年期と加齢のヘルスケア」ならびに「日本更年期と加齢のヘルスケア学会」に所属する点。この学会・団体は、学会誌に論文を投稿すれば専門家の査読をいただける、オーソライズされた学術団体です。
つまり、正しい知識に触れ続けることができることが保証されるのです。
医学系の学術団体はほとんどの場合、看護師、管理栄養士、薬剤師などの国家資格が必須ですが、メノポーズカウンセラーはおそらく唯一くらいに「なくてもOK」です。もちろん、有資格の先生方ならばいっそう歓迎されますが、設立者である医師・小山嵩夫先生は「女性が日常の暮らしの中で実践できる正しい知識を得る場」として団体を立ち上げられたと聞きますので、あえてマストとしていないことは想像できます。
また、日本の女性医学史上のパイオニア団体のひとつですので、専門家である医師・研究者の先生方はもちろん、民間で活躍なさる先輩方の層が大変に厚く、私も編集者としての大先輩にこの団体経由で様々なお話を伺うことができました。この3年間、ただぼーっと属しているだけでもどんどんお誘いをいただき、更年期に関するどのような困りごとも「どうしたの?」と耳を傾けてくださる方が周囲にみるみる増えていったなと感じます。
オンラインで行われる講習会や、年に1回11月に行われる学術集会では、メディアでお名前を拝見する著名な先生方のお話を直接聞き、質問することができます。得られる情報の質が段違いに高いうえ、定期的にお誘いもいただけるため、「孤立することなく、先輩方や専門家の先生方、そして一緒に学ぶみなさんと話し合いながら更年期を歩んでいける」のです。
メノポーズカウンセラー、どうすれば資格が取得できるの?
さて、カウンセラーの試験は年に1回、11月実施です。ただし合否判定でばっさりという団体ではなく、惜しかった!という場合もいろいろとアドバイスをいただけると伺っています。まずは安心してアクセスしてください。講習から受験まですべてオンラインに対応していますので、お住まいのエリアを問いません。
特徴は、この試験が「一発試験」ではない点。講習を受けて点数を獲得していき、規定の点数に達したら出願できる仕組みです(医学系学会の認定資格の特徴です!)。ちょうど26年度の要綱が発表されました。
【試験日時】
2026年11月15日(日)9:50~10:00 試験説明 10:00~11:30 認定試験
オンライン試験(合格点60点以上)
【受験資格】
申込時において認定得点2点以上、試験時において認定得点3点以上であること。
4月から「メノポーズカウンセラー受験者必修講座」を受講 2.5点
↓
9月初旬、試験申し込み(履歴書、課題文提出)
↓
11月に「第24回日本更年期と加齢のヘルスケア学会学術集会」に参加(オンライン可) 1点
↓
2週間後の11月15日(日曜)に行われる試験を受験、という流れです。
【講習内容】
はオンライン動画9本での学習と、3回のオンライン研修会で構成されます。
◆オンライン基礎講座:更年期医療・ケアの基礎知識 4月24日(金)~11月15日(日)まで視聴可能
1)ウィメンズヘルス概論
2)更年期障害の薬物治療:知っておきたい治療選択肢
3)更年期女性のための包括的支援とカウンセリング
4)生活習慣を整えるセルフケアコーチング
5)更年期と眠りの科学 快適な睡眠を作る習慣
6)更年期女性の栄養学:食事の工夫と生活習慣病予防
7)更年期を健やかに過ごす運動プログラム:セルフケアの実践
8)骨盤底筋ケアを通じた更年期女性の健康教育―助産学の視点から学ぶ
9)更年期女性の日常に役立つエビデンスベースのリラクゼーション法
◆オンライン実践研修会
【第1回目】 6月14日(日)13:00~17:00
更年期障害女性の事例検討とロールプレイング ―更年期女性を理解するカウンセリングのはじめ方ー
【第2回目】 7月12日(日)13:00~17:00
更年期障害女性の事例検討とロールプレイング迷いに寄り添う治療選択のサポート ― 納得につながるディシジョンコーチング ―
【第3回目】 8月23日(日)13:00~17:00
更年期症状緩和のための認知行動療法 更年期症状の緩和にむけた認知行動的アプローチの強みに焦点をあてる
【資格取得までにかかる費用】
講習費用 3万4000円(基礎講座+実践研修会 全3回分を含む)
試験費用 4万円(受験料2万円+合格後 認定登録料2万円)
*加えてNPO法人会費(入会金5000円+年会費・入会月により8000円~2000円)が必要。年会費は毎年かかります。
難易度は?「簡単ということはないが、やればわかる仕組みになっている!」
どうでしょうか、3回のオンライン実践研修会の日にちさえ予定を確保できそうならば、なんとなく「トライできそう~!?」と思うのでは。ちなみに、これらの日にちでの出席ができない場合もまずは事務局にご相談をと募集サイトに公式に記載があります。研修日程を過ぎてから申し込もうと思い立った場合もまずはご相談をとのこと。ご相談ファーストの団体なのです。
肝心の難易度ですが、正直に言いますと「簡単ということはない」。しかし、ご安心ください。ここに過去問が公開されています。
上のほうをどれか開いてみてください、めっちゃ意味不明じゃないですか? 私も最初に過去問を開いたとき「??????」でした。なのですが、驚くことに、試験のプロセスに乗って言われるがままに動画を見て研修に参加してとこなしていくうちに、「わかるようになっていく」のです。
と言いつつ、いま自分が受けた22年度を解いてみたところ、いきなり冒頭で間違えました(笑)。資格取得して終了ということはなく、学び続けることが大事です。年に1回学会にお呼びいただけるのは本当にありがたいことだなと思います。
自分の不調の原因を知るために取得した資格ですが、こうして記事を書く際にも役立ち、また友人の不調を聞けばすかさず受診を勧め、自分に不調が起きた場合は「これはおそらくアレ」と検討をつけられと、投下したコストに比して相当役立つ知識だったなと思います。
興味を持たれた方、講習会と試験の概要について、詳しくは下記の公式サイトをご確認ください。「実際どうだったの……?」とほんとうのところが聞きたい方、いずれ場を設けてもと思っていますので、オトナサローネのインスタなどにご連絡ください!



