【大学受験2026】群馬大で出題ミス…4人が追加合格
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出題ミスが発覚したのは、2月25日に実施した2026年度一般選抜前期日程(医学部医学科、医学部保健学科、理工学部)および帰国生選抜(医学部医学科)の理科と物理の共通問題。合格発表後、出題主任が各問題の解答データを分析している際に別の解釈が成り立つ可能性に気付き、3月15日に出題委員と試解答委員で状況分析した結果、問題の前提条件の示し方が不十分であることが判明した。
お茶を水と同じ性質の液体と仮定し、氷が溶ける際の熱量や比熱(温度変化に必要な熱量)を用いて解答することを想定した出題だったが、問題文で「お茶を水とみなす」といった前提条件の記述が不十分で、高校化学で学習する「凝固点降下」の現象を考慮した別の解釈が成り立つ余地があったという。
同大は、出題ミスが判明した問題について、当初の正解「い」に加え、別の選択肢「あ」も正解と扱うことを決めた。この試験科目の受験者全員を再採点・再判定した結果、医学部医学科1人、理工学部3人の計4人を合格者とした。
追加合格となった4人には、合否判定後、速やかに個別連絡し、謝罪と経緯説明を行っており、合格者本人や家族と協議のうえ、誠意をもって対応にあたるとしている。
再発防止に向けては、従来の計算の正誤および出題範囲の適否の確認に加え、異なる前提に基づいて問題文を解釈し得る可能性の有無についても点検する観点を含んだチェック体制に改善。チェック項目に「前提条件の明確性」「他教科の知識による別解釈の可能性」を追加するなど、確認体制の見直しを図る。
石﨑泰樹学長は「公平性と正確性が強く求められる中、受験者の進路に大きな影響を及ぼす事態を招き、受験者の皆様をはじめ、ご家族の方々や関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深く反省するとともに、群馬大学を代表して心よりお詫び申し上げます。今回の事案を厳粛に受け止め、問題作成および点検体制の一層の強化を図り、再発防止に向けて万全を期して取り組んでまいります」とコメントしている。
《奥山直美》
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