
元国税職員さんきゅう倉田です。地元の公立小学校、公立中学校を経て、日本大学の附属校に推薦で進学し、日本大学で建築を学んで、受験の経験がなかったので「そんなに難しくないだろう」と考えて、東京大学を受験することにしました。
働きながらの3年間の受験勉強は苦しいときもあって、頭痛が止まない日はなくて、人と会わないので心が荒んでいる可能性もあると感じていたけれど、結果が伴えば微塵も後悔はありません。
いや、たとえ合格できなくとも全力を出した結果であれば後悔はしなかったかもしれません。受験生のみなさんにも後悔のないように挑んでもらいたいと思います。中途半端な勉強が最も悪く、勉強をしないのはその次に悪い。
▶近年のGMARCH現役は東京女子大落ちの私が浪人でGMARCHに合格
都内の私立の小学校から中高一貫の女子校に進学したAさんは、高校に上がってから大学受験のために四谷大塚に通っていた。 志望校は東京女子、学習院、立教、法政、早稲田だったが、すべて落ちてしまう。
受験初心者の筆者からすると、GMARCHは並列に扱われるくらいなので、このあたりはすべて受験するものだと思っていた。どうやらそうではないらしい。
まず、青学は共通テストの併用が必須だ。共通テストで高い点数を取るのは東大受験者でも簡単ではないし、非常に広い範囲を覚えて理解する必要があるので、時間をかけた十分な対策が必要である。
明治はGMARCHの中で群を抜いて難しく、Aさんは自分の学力では無理だと判断した。同様の理由で早稲田を受けるなら慶應も受けるのが一般的だと思っていたが、Aさんは受けなかった。慶應入試には小論文があり、専用の対策が必要なので避けたそうだ。
何でもかんでも勉強すればいいわけではない。学校に通う高三生の時間は少ない。その中で志望校を絞って、その入試に合わせた勉強が必要なのだ。そして、志望校を絞るためにオープンキャンパスに行ったり、学科を把握したり、過去の不祥事を調べたりする。
「学習院の入試の後、行けた!と思ったんですよね。自己採点もよくて。でも、点数調整があって、点数は取れてたけど落ちてました」
私立の大学受験の経験がないので知らなかったが、学習院の難易度は MARCHの中では下の方らしい。筆者は上だと思っていた。元々、 MARCHと早慶の間にいたのが、近年の凋落によって MARCHに入ったと考えていたが、むしろ逆で、近年向上してGMARCHとなったらしい。そういえば、筆者の中学の時の家庭教師が学習院大学出身だった。
この家庭教師は印刷してきたプリントを筆者に渡し、次回の授業の前までにそれを切り取ってノートに貼るように指示した。未熟で従順で勉強方法などわからない筆者はそれを忠実に実施し、その作業だけで疲れてしまいほとんど予習をしなかった。素晴らしい人柄の人物だったが、家庭教師という職においては効率的な勉強方法を知っている者の方が適性がある。
だから、当たり外れがあるというリスクを取るより、素直に塾に行った方がいい。みなさんには塾を勧める。さて、Aさんはすべての志望校に落ちてしまったが、滑り止めの後期受験で共立女子に合格した。しかし、立教と早稲田への思いを捨てきれず浪人を決意する。
▶浪人したんだし「MARCHくらいは…」実は現役の夏から浪人が見えていた!
「実は浪人がよぎっていたのは、現役の夏なんです。いまから英語を伸ばすのは無理だと思って。1年くらいぼうにふってもいいやって考えてました」
このような諦念は、短い期間で見ると勉強への意欲を削いでしまうかもしれない。筆者は初めから3年計画で東大受験に臨んだが1年目より3年目の方が勉強した。肉体的・精神的な慣れで勉強時間が増やせたことも大きいが、時間に余裕があると怠けてしまうのがヒトの性ではないだろうか。
「ただ、浪人したからにはMARCHくらいは受かりたいと思うようになって、プレッシャーがすごかったです。でも、それも夏まででした。塾に友達ができて、恋愛にも興味を持って、彼氏が欲しいという気持ちも芽生えて、受験だけに集中するのは難しくなりました。自分と周りの受験生の成績を見て、MARCHってやっぱりすごいな。成成明学(成蹊、成城、明治学院)にしようかなと考えることもありましたね。そこから日本女子大の過去問もやり始めて、迷っている時期だったと思います」
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(「オトナサローネ」編集部)
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