
英語の勉強でつまずいたとき、「その場ですぐに聞けたらいいのに」と感じたことはありませんか。単語や文法がわからないまま先に進めず、学習が止まってしまう悩みは、中高生だけでなく、英語を学び直したい大人にも共通しています。
本記事では、佐藤雄太氏・池田朋弘氏が、生成AIを「答えを教える道具」ではなく「考える力を伸ばす学習パートナー」として活用する方法をまとめた著書から、ChatGPTを使って「英語の基礎力」を身につける方法をご紹介します。
※本記事は書籍『中高生のための AIが最強の家庭教師になる自宅学習法』(佐藤 雄太、池田 朋弘:著/日本実業出版社)から一部抜粋・編集したものです
AIは英語学習の最強パートナー
この記事では、英語の学習項目別に、ChatGPTの効果的な活用方法を紹介します。
英語学習において、ChatGPTはすべての分野で強力なサポートをしてくれます。重要なのは、正解を求めることではなく、英語でのコミュニケーションを楽しむことです。
ChatGPTを使って、毎日少しずつ英語に触れる習慣をつけましょう。最初は簡単な単語や短い文章から始めて、少しずつレベルアップしていけば大丈夫です。ChatGPTは、あなたのレベルに合わせて、丁寧にサポートしてくれます。
さあ、ChatGPTと一緒に、楽しく英語を学んでいきましょう!
●基礎力(単語、熟語、文法)
英語力の土台となるのが、単語、熟語、文法の基礎力です。これらがしっかりしていないと、読む・書く・聞く・話すのどれもうまくいきません。
単語・熟語の効果的な学習方法は?
単語を覚えるとき、ただ意味を暗記するだけでは、実際に使えるようになりません。その単語が「どんな場面で使われるか?」「どんな単語と一緒に使われるか?」まで理解することが大切です。
【ChatGPTの活用例】単語を実際に使って覚える
〈プロンプト例〉
今週学んだ英単語10個を使って、それぞれ異なるテーマの英語例文を作ってください。今週の英単語
curious, adventure, ancient, discovery, explore, challenge, traditional, modern, cultural, communicate
ChatGPTに例文を作ってもらい、それを音読しながら覚えていく。発音がわからない場合は、音声出力機能で発音を確認することができます。この方法で自然な英文を読みながら、単語を覚えることができ、確実に身につきます。
さらに、ChatGPTは単語の使い方だけでなく、類義語との違い、よく一緒に使われる単語(コロケーション)まで教えてくれます。イディオム(慣用句)を学ぶときも、その成り立ちや使う場面まで聞くことで、記憶に残りやすくなります。
この方法でインプットしたあと、「単語テストのクイズをして」とChatGPTに投げかければ、覚えたい単語を使ったクイズ形式のテストを出してくれます。
文法の体系的学習
英文法は、英語の「ルール」です。このルールを理解することで、正しい英語が使えるようになります。
文法の「なぜ?」を理解する
文法を学ぶとき、「なぜそうなるのか?」を理解することが大切です。
【ChatGPTの活用例】文法の本質を理解する
〈プロンプト例〉
現在完了形「have+過去分詞」と過去形の違いがよくわかりません。具体例を使って、中学生にもわかるように説明してください。
ChatGPTは、「過去形は『いつ』に焦点を当て、現在完了形は『現在との関連』に焦点を当てる」といった本質的な説明と、わかりやすい具体例を示してくれます。理解したら、実際に使ってみることで、文法が自分のものになります。
ここまでの記事では、主にChatGPTを活用して「英語の基礎力」をつける方法をご紹介しました。つづく関連記事では、「リーディング、ライティング」の学習方法をお届けします。
つづき>>英単語や文法は知っているハズなのに…長文になると読めない!書けない‼生成AIで「英語力」が伸びるってホント?【使い方実例つき】
■著者:
佐藤雄太(さとう・ゆうた)
全国の学校や塾で広く利用されている教育特化AIプラットフォーム「スクールAI」を開発・運営する株式会社みんがく代表。1983年生まれ。筑波大学卒業後、大手予備校勤務を経て自ら学習塾を運営し、1000人以上の生徒を指導(全国規模FC塾で最優秀賞を5年連続受賞)。その後、テクノロジーで教育課題を解決する株式会社みんがくを創業。業界最速で教育サービスに生成AIを組み込み、日本e-Learning大賞「総務大臣賞」、Asia EdTech Summit「金賞」受賞。教育機関向けAI活用研修や、東京学芸大学をはじめとする多数の研究機関との共同研究など「AI×教育」をテーマに幅広く活動。一般社団法人教育AI活用協会(AIUEO)代表理事として、日本最大級の教育×AIイベント「教育AIサミット」を主催。東京学芸大学・専門研究員。編著に『生成AIとデザインする!情報活用型プロジェクト学習ガイドブック3.0』(明治図書出版)。
池田朋弘(いけだ・ともひろ)
生成AI研究家。AI活用についての研修・コンサルティングを提供する株式会社Workstyle Evolution代表取締役。1984年生まれ。早稲田大学卒業。2013年に独立後、連続起業家としての起業経験と最新の生成AIに関する知識を強みに、ChatGPTなどの導入支援、プロダクト開発、研修・ワークショップなどを100社以上に実施。著書『ChatGPT最強の仕事術』(フォレスト出版)は4万7000部。このほか『Perplexity最強のAI検索術』『Mapify最強のAI理解術』『Gemini最強のAI仕事術』(以上、芸術新聞社)、『AIの雇い方』(ソーテック社)など。YouTubeチャンネル「いけともch」は登録者数19.6万人、Xフォロワー数3.2万人。教育をテーマにしたコンテンツも豊富。



