ゲームで子供の弱視改善…新潟医療福祉大が新手法開発
子育て・教育
リセマム/生活・健康/未就学児
弱視は視機能が十分に発達しない病気で、臨界期(10歳ごろまで)を過ぎると治療に反応しにくくなる。一方で、現在行われている治療は、視力の良い方の目に眼帯(アイパッチ)を貼り、悪い方の目を強制的に使うという訓練方法が主流で、子供が嫌がって外してしまうため継続が難しいという課題があった。
今回の研究で使われた「Occlu Tab(オクルタブ)」は、専用の眼鏡をかけた時にだけ映像が見えるという特殊な構造をもつタブレット端末。訓練しない方の目からは画面が見えないよう設定できるため、ゲームに熱中しながら、無意識のうちに訓練対象の目をしっかり使うことができる。子供が楽しみながら積極的に取り組める点が特徴で、「指示通りに訓練できなかった」と悩む保護者の負担軽減や、治療継続率の向上にもつながることが期待される。
研究結果は、新潟医療福祉大学医療技術学部視機能科学科の多々良先生(共同筆頭著者)、ウズベキスタン・NAZAR Eye CenterのZaynutdinov先生、電気通信大学の石垣先生、北里大学の半田先生らの研究グループが発表した。研究論文「Binocular Occlu-Tab Training in Patients with Ametropic Amblyopia: A Retrospective Study」は、国際誌「Clinical Ophthalmology」に掲載されている。
《川端珠紀》
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