「Souffle」(秋田書店)にて連載中の本作は、13世紀のモンゴル帝国の時代を舞台に、過酷な運命の中で“知”を武器に生き抜こうとする少女・シタラと、帝国への深い恨みを抱く妃・ドレゲネが、復讐の絆で結ばれ運命に抗う姿を描く歴史後宮譚。
今回のイベントでは、第1話から第3話までの世界最速上映に加え、作品の魅力やアフレコ現場でのエピソード、今後の見どころなどが語られた。
第3話までを観た感想を聞かれると、関根は「感動で胸がいっぱいになりました。デフォルメされた可愛い絵柄の中にリアルを感じさせる描写が散りばめられていて、だからこんなにも生々しく、そして胸が切なくなるんだと、ただただ感動しておりました」と手応えを口にし、小清水は「絵本のようなタッチで描かれていて、柔らかく温かいけれども、その温かさがあるからここからのシリアスな展開も受け止められるというか、その独特な塩梅が凄い」と絶賛。下野も「映像が凄すぎて、我々もその絵のクオリティについていけるように頑張らなければと思った」とコメントした。
出演が決まったときの心境について、関根は「本当に嬉しかった」と声を弾ませ、TVアニメ声優初挑戦の齋藤は「ベテラン声優の皆さんの中で“え?なんで僕だけ…”という不安と緊張がありました。自分の声の表現の幅がとてつもなく狭いとも感じた」と恐縮すると、下野は「シタラとムハンマドの会話は淡くてキラキラしていて良かった」と賞嘆し、関根も「完成した映像を観た時に『あ!ムハンマド坊っちゃんだ』という思いでいっぱいになりました」と太鼓判を押した。
また、来場者へ向けてメッセージを送る場面では、「教科書や授業で習ったモンゴルのお話しはどうしても戦いがメインになりがちですが、本作は戦に出向いた旦那を待つ妻たちの策謀や計略が描かれていて、僕自身も知識や知恵は財産なんだと胸に響きました」(鈴木)、「それぞれの思惑が蠢く会話劇を聞きながら、素敵な映像、素敵な音楽、色々なものを五感で感じて最後まで楽しんでいただけたら」(下野)、「今日観た感動をそのままご自宅に持ち帰っていただき、以降のお話も楽しんでいただきたいです。僕もこの作品を通して、知恵とは自分を高めてくれるものなんだと実感しております」(齋藤)。
「この作品を観て何を感じどう受け止めるのか。それぞれが色々な思いになると思いますが、この作品に関しては皆さんがどう思ったのか、それを大事にして欲しいです。自分はどう受け止めたのか、それを大切に心の中の宝物にして欲しいです」(小清水)、「今後も魅力的なキャラクターが次々と出てきます。モンゴルを感じられる風習も随所に出てくるので、気になった所を調べていただくと作中のシタラのように新しい知恵と楽しさを得ることができると思います。また、オープニングやエンディングもとても素敵なのですが、アニメの最終話まで見届けていただいたあとに曲の歌詞や絵を観ていただくと、より感じるものがあるのではないかと思います。ぜひ最後まで見届けてください」(関根)とアピール。イベントは、温かな拍手に包まれながら幕を閉じた。
<ストーリー>少女と妃。復讐の絆で結ばれた二人が、地上最強の帝国に嵐を起こす――。
母を亡くし、故郷からも遠く引き離された幼い少女・シタラは、学者一家の心優しい奥方・ファーティマに拾われる。「勉強して賢くなれば、どんなに困ったことが起きたって何をすれば一番いいのかわかるんだ」――ファーティマの息子・ムハンマドの言葉に心を揺さぶられたシタラは、"知"の可能性と大切さを知り、教養を深めていく。いつの日にか、ムハンマドに追いつくことを夢見て。
その頃、皇帝チンギス・カンによる地上最強の「モンゴル帝国」が日に日に勢力を拡大していた。その歴史のうねりは、ついにシタラの住む街をも巻き込んでいく。帝国の第四皇子トルイによってすべてを奪われ捕虜となったシタラは、ただ一つ残った“知恵”を駆使して王族に取り入り、帝国を内側から崩壊させようと決意する。
心に復讐の炎を宿しつつ、表向きは帝国に仕える身となったシタラはある日、第三皇子オゴタイの第六妃ドレゲネと運命的な出逢いを果たす。彼女もまた壮絶な過去を抱え、心の内に帝国への深い恨みを秘めていた。シタラとドレゲネ。出逢うはずのなかった二人が手を取り合うとき、運命が大きく動き始める。
「天幕のジャードゥーガル」は7月4日(土)23時~テレビ朝日系、BS朝日ほかにて放送(※以降毎週土曜夜11時30分~/初回2話連続1時間スペシャル)。7月5日(日)よりFOD、Hulu、Netflixほかにて配信、毎週日曜日0時~順次。



