
さんきゅう倉田です。35歳から受験勉強を始めて、3回目の受験で東大に合格して東大生になりました。
子供の頃は漫画ばかり読んでいて、塾にも行かず、勉強を親に勧められることもなく、何かに取り組んだり追い求めたりすることもなく、怠惰に過ごしていました。
一方で、東大生の多くは、小学生のころから非常に勉強熱心で、塾では神童などと呼ばれることもあり、中学受験を経て、非常に良い環境で勉強を続け、東大に入ります。
そのほとんどが関東の中高一貫校出身ですが、東大には地方の非進学校出身者もいます。今回は北関東出身の友人に話を聞きました。
【こちらも読まれています】◀◀両親が東大卒の神童が、私立小入学後落ちこぼれに。成績が一気に伸びた「意外なきっかけ」とは
▶受かる?受からない?東大理三の難しさを知るきっかけは第一志望は東京大学理科三類
校内の成績は十分に良かったため、高校から入った予備校の書類には「東京大学理科三類」を第一志望と書いた。Xでは理三を志望して成績などを投稿する高校生を見かける。自分より高い学力の人間が周囲に少ないと夢を見てしまう。「学校で一番賢い。最も難しい理三も頑張れば受かるだろう」と考えてしまうのだ。
このような生徒は、進学校では少ないように思う。
周囲に自分より優れた人間が大勢いて、彼らでも理三や東大を諦めたりするところを見れば身の程を知ることができる。また自らの学年順位と前年までの高校の進学実績によって志望校は絞れる。友人はこのような環境になかった。
しかし、高一で受けた東大模試で理三の難しさと自らの理系科目への適性のなさを知って、東大文系を志望することにした。
▶何度も言う!英語はやって損なし!国際バカロレアの受験
友人の高校は、高校2・3年で国際バカロレアコースを選ぶことができ、卒業時に日本の高校卒業資格と国際バカロレア資格の両方を取得することができる。これを利用して海外大への出願も可能だ。
結局は東大に入学したが、英語が得意でTOEFLの点数は115点(120点満点)だった。この連載ではキーボードが潰れるくらい何度も書いているが、英語の能力が高いことは非常に有用である。
まず大学で成績が取りやすい。東大は「進振り」という制度があって、学部学科の選択に成績を用いる。英語は必修の科目数が多いため、英語ができるだけで平均点が大きく上がる。さらに、就活において多くの学生が志望する外資系金融機関は、高い英語力を求める。ビジネスレベル以上で、留学経験や海外在住経験があると心強い。
アメリカに行けば、子供でも流暢な英語を話すことを考えると、習得は決して難しくない。誰でも伸ばせる科目である。そういう点においても、英語学習は効率が良い。大学受験においても、大学側から最も重要視されているのが英語である。配点や科目を見れば、そのことが容易に分かる。慶応には英語1科目の受験も存在するし、帰国生枠まである。英語さえできれば、慶応には入れるのだ。
▶東大を中退した友人のその後東大を中退して海外大へ
友人は2年で東大を中退し、東大より世界大学ランキングの高い海外大へ編入した。これは非常に珍しい。そのような人は周囲に一人もいない。最初に聞いたとき、「そんなことができるのか」と、驚いたものだ。高等専門学校から東大工学部航空宇宙工学科などへ編入してくる人はいるが、東大を出ていって編入した人の話は聞いたことがない。どれほど優秀なら海外大へ編入できるのだろうか。留学などで海外に行く際は、所属している高校や大学の知名度や実績が考慮される。
神奈川の聖光学院からスタンフォード大学に進学した友人は、聖光の東大進学実績などを送ったそうだ。海外の大学院の留学する場合も、東大にいたことがきっと有利になるだろう。汎用性が高く、その後の選択肢が増えるのは、勉強のいいところである。
■編集部より
東大生について知りたいこと、そのほかお子さんの塾や勉強にまつわるお悩み相談など、さんきゅう倉田さんへ聞いてみたいことをぜひ教えてください!

『お金持ちがしない42のこと』さんきゅう倉田・著 990円(10%税込)/主婦の友社
さんきゅう倉田さんの連載をまとめた電子書籍。kindle unlimitedメンバーなら無料で読めます!



