【中学受験】私立中学の2割「漢検」活用…教員98.4%が挑戦を評価
子育て・教育
リセマム/教育・受験/小学生
同調査は、受験生や保護者、教員が進路選択や学習計画に役立つ情報を提供することを目的に実施されたもの。2026年5月から6月にかけて、全国の私立中学校761校を対象にインターネットや電話で調査を行い、577校から回答を得た(回答率75.8%)。
調査結果によると、全国の私立中学校のうち、157校(20.6%)が入学試験で「漢字検定」を活用していると回答した。地域別の活用校数は、関西が55校ともっとも多く、ついで関東が45校、中部が21校、中国・四国と九州・沖縄がそれぞれ15校、北海道・東北が6校だった。
活用内容(複数選択可)の内訳をみると、「合否判定考慮・参考」が74校ともっとも多く、次いで「点数化・点数加算」が60校、「出願要件」が24校と続いた。このほか、「経済的援助」が5校、「その他」が5校あった。「点数化・点数加算」では、取得級に応じて入試の得点に加算するなど、具体的に明示している学校もあり、漢検の取得が直接的に有利に働くケースがあることが示された。
また、同協会が並行して行った私立中学校の教員を対象とした調査では、小学生のうちから検定に挑戦することについて、「機会があるなら受検した方がよい」62.3%、「積極的に受検してほしい」36.1%をあわせ、98.4%が検定挑戦に肯定的だった。
さらに、検定に取り組んできた生徒の入学後の特徴(複数選択可)については、「基礎的な学力が身についている」が57.4%ともっとも多かったが、「挑戦心や学習意欲が高い」(44.4%)、「目標や計画をもって学習に取り組むことができる」(32.4%)といった「学びに向かう力」も高く評価されていることがうかがえる。
今回の調査から、私立中学校の入試において、漢検が学力の証明だけでなく、学習意欲や目標に向かって努力する姿勢を示すものとして評価されている実態が明らかになった。知識・技能の習得に加え、検定受検の過程で育まれる学習意欲や自己調整力なども重視されているようすがうかがえる。
《風巻塔子》
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