本作は、ヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン主演の話題作『ブゴニア』の基となった韓国映画。2003年に韓国で公開された本作は、今回が日本初の一般劇場公開となる。
また、のちに『ファイ 悪魔に育てられた少年』、『1987、ある闘いの真実』を手掛けるチャン・ジュナン監督の長編デビュー作でもある。地球を救うために、宇宙人と信じ込んだ男を誘拐する青年の姿を、ブラックな笑いと激しい暴力、胸を突く悲しみを交えて描き出す。
主人公ビョングを演じるのは、『復讐者に憐れみを』のシン・ハギュン。宇宙人の存在を語る確信に満ちた口調と、怒りや不安が露わになる表情によって、奇妙な装備に身を包んだ青年に切実さを与えている。
撮影を担当したのは、のちに『パラサイト 半地下の家族』を手掛けるホン・ギョンピョ。地下室の青緑の光と、顔や血にまみれた手を照らす赤。地下室の暗がりに浮かぶ人物の顔や奇妙な器具、表情に迫るクローズアップが、コミカルなやり取りのなかに不穏さを漂わせる。4Kレストアでより鮮明となった、韓国を代表する撮影監督による大胆な映像表現にも注目だ。この度解禁されたキービジュアルでは、椅子に拘束された、製薬会社ユジェ化学の社長カンを中央に、ライト付きのヘルメットと黒い装束を身に着けたビョングとビョングの恋人スニが並んでいる。笑顔を見せるビョングと、無表情の2人。その背後には奇妙な器具が広がり、記念写真のような構図と監禁の光景が、可笑しさと不穏さを同時に表現している。
併せて解禁された予告編では、「地球を守れるのは俺たちしかいない」と語るビョングの姿から奇想天外な世界が広がっていく。カンを宇宙人と断定し、「お前の故郷は アンドロメダ星だろ」と迫るビョング。宇宙人の急所を記したノートや、尋問に持ち出される"塗る湿布"など、奇抜な発想が次々に飛び出す一方、血にまみれた手や激しいアクション、爆発のイメージが畳みかけられる。
誘拐事件が地球規模の危機へとつながっていく、先の読めない物語と、4Kレストアで蘇る鮮烈な映像世界を垣間見せる予告編となっている。
なお、11月6日(金)からは本作の公開を記念してキネカ大森にて『ブゴニア』の再上映も決定している。
『地球を守れ! 4Kレストア版』は10月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル梅田ほか全国にて順次公開。



