
「目のかすみや疲れがひどい」「新聞の文字が読みづらい」など、40~50代になり、こんな悩みはありませんか?
日本の女性は平均的に50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。
この時期は、ホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。
更年期女性のお悩みのひとつに老眼があります。
老眼は、老化により目のピント調節機能が低下する症状です。
ホルモンとは直接関係ないものの、更年期は老眼が進行する時期なので、目の疲れやかすみ、見えにくさなどの目の不調がとくに出やすくなります。
今回は、老眼など更年期世代の女性の目の不調の改善法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。
スマホの見過ぎ? 見えない・疲れる・イライラする目の悩み

新聞社の編集補助として働くるり子さん(45歳)は、最近、目が見えづらくなったと悩んでいました。
「パソコンを使う仕事柄、もともと目を酷使しがちでした。ところが最近、仕事中だけでなく家で本を読んだり、スマホを見たりしていると、手元の小さな文字が見えにくくて困っています。他にも、目のかゆみやかすみといった目の不調も続いています」
近くが見えにくい、小さな文字を読むのが疲れるというるり子さん。
「目の調子が悪いせいで、仕事の作業効率が落ちてイライラしっぱなしです。ストレスも疲れもどんどんたまって、毎日がつらくてたまりません」
同い年のご主人に目の調子が悪いことを相談してみたそうですが、ご主人にはとくに気になる症状がないとのこと。
「いつもスマホばっかり見ているからだろ? スマホの見過ぎで目が疲れているんだよ」
と全く取り合ってくれず、るり子さんのイライラは募るばかりでした。
見えにくさや疲れは『老眼』が原因だった!
ある日、一緒に食事に行った6歳年上の友人に、目の調子が悪くて悩んでいると相談すると、「私の老眼鏡を貸してあげるから試してみて」と言われたそうです。
自分にはまだ遠い話だと思っていた『老眼』という言葉に、るり子さんはドキっとしたそうです。
「まさかそんな……45歳で老眼なんてありえない」
そう思いながら老眼鏡をかけてみると、びっくりするほどよく見えて、思わず「すごい!」と叫んでしまいました。
「事実として認めたくないけれど、私の目の不調は老眼が原因だったんだ……」
るり子さんはショックを受けた一方で、原因がわかって少しホッとしたそうです。
「老眼の始まりには個人差があるのよ。あなたはまだ若いから、漢方とかツボで目の不調が改善するかも」という友人からのアドバイスを受けて、ネットで詳しく調べてみることにしました。
知らなかった! 更年期の老眼に漢方が効くなんて
るり子さんがネットで調べたところ、同じ45歳の女性のブログに「目の不調が漢方で改善した」とあったそうです。
「少しでもこの目の不調が改善するなら、私も漢方薬を試してみよう!」と早速、るり子さんは漢方薬局に行ってみました。
薬局で相談したところ、るり子さんの目の不調の原因は老眼と更年期によるものだったそうです。
「漢方医学では、成長や発育を司る『腎(じん)』が衰えると老化が進む、つまり、老眼も加齢による腎の衰えが原因と考えます。さらに、更年期は女性ホルモンの減少によりドライアイになりやすく、それに老眼が同時進行すると目の不調が多くなります」
そう漢方薬局の薬剤師から説明されました。
本編では、パソコンを使う仕事をしている45歳のるり子さんが、手元の小さな文字の見えにくさや、目のかすみ・疲れに悩むようになった経緯をお届けしました。
▶▶老眼鏡しかないと思っていた45歳女性。目のかすみや疲れを軽くするために試した方法
では、老眼や更年期世代の目の不調について漢方薬局で相談したるり子さんが、漢方薬や生活習慣の見直しを取り入れながら、目のかすみや疲れの改善を目指した経緯をお伝えします。



