
「シャープ」から発売された、おしゃれでダイエットの後押しもしてくれるスマートウォッチである「からだメイト Watch」。前編につづき、血糖値が高めでCGM使用経験もある筆者が、実際に使ってみたレビューをお届けします。
▶針も指していないのに、なぜカロリーがわかる?
摂取カロリーは食べたあとの「体の変化」から推定

CGM愛用者としては、針も刺さず食べたものを入力していないのに、どうして摂取カロリーが分かるのかも気になりました。公式サイトによると、食事をすると、栄養素が分解・吸収される過程で、体内の糖や水分の状態が変化するとのこと。
どうやら「からだメイト Watch」は、腕からごく微弱な電流を流し、そのときに起こる電気抵抗の変化をセンサーでキャッチ。食後の体内の変化から、摂取カロリーを自動で推定する仕組みのようです。
食べたものを入力するのではなく、食べたあとの「体の変化」から摂取カロリーを推定する。ここが、この時計のいちばん攻めているところかもしれません。もちろん医療機器ではなく、表示される数値はあくまで健康管理のための推定値。手動で食事内容を入力して、自動で推定された数値と見比べることも可能です。それでも、食事をいちいち入力しなくても摂取カロリーが推定されるなんて、ちょっと付けて歩いて人に説明したくなりました。
これから使う方へのアドバイスと「改善されたらもっと便利かも」と思う点
スマートウォッチとして基本的な機能を備えている上にカロリーまで計測できるとは、「こんな小さなおしゃれ時計に、いったいどれだけ詰め込んだの?」と驚いたシャープ「からだメイト Watch」。
コロンとした丸い時計の中には、摂取カロリーの推定に使われる生体電気インピーダンスセンサーのほか、心拍数を測る光学式心拍センサー、血中酸素レベルを測定するための赤色・赤外線センサー、皮膚温度センサーなどを搭載。さらに、地磁気、加速度、ジャイロ、気圧、照度といった各種センサーに加え、ランニングやウォーキング、サイクリングなどの運動を記録するためのGPSアンテナも搭載されているそう。
筆者はもともとスマホもシャープのAQUOS PHONEを使っていたこともあり使い方は覚えやすく、近未来ウォッチとして、CGMのように腕に埋め込んでもいいくらい気に入りました。CGMもこれくらいおしゃれだったらいいのに……。

これから使う方にアドバイスがあるとすれば、「充電中は集計されない」という「当たり前のこと」をつい忘れがちだということ。同商品に限らない話ですが、スマートウォッチはこまめな充電が必要なので、「睡眠時間が3時間ってなんで? ああ、寝ている間に充電が切れてる」と気が付いた日もあります。
最大2日の連続使用が見込め、充電時間は約55分。充電は写真右の、USB Type-C接続の黒いクレイドルの上に置いて行います。入浴時に充電したり、朝、寝起きに充電器に載せたりすることで、計測データが安定して取れるようになりました。

また、個人的に改善希望があるとすれば、アプリの並び。睡眠やカロリーや歩数、心拍数をはじめとする「自動で読み取ってくれる項目」と、手動入力の体重やエクササイズ記録、自分で操作して計測する血中酸素レベルが並んでいるため、説明書を読む前は「なぜここは数値が動いてここはなぜ動かない?」と戸惑いがありました。
説明書によると、血中酸素レベルはWatchでは手動測定で、別売りの「からだメイト Ring」を装着すると自動になるもようです。アプリを眺めているだけでは「–%」のままだったので、説明書を読んで手動で時計で計測したら「98%」でした。(計測方法はボタンを押すだけなので、簡単です)
もしアプリの並びが「自動計測」「手動入力」「手動計測」で分かれていると、「説明書読むのめんどくさい民」としてちょっと助かります。
▶「カロリー表示」以外の便利機能は?
目まぐるしく変わる画面に現代っぽさを感じる「サーキットビュー」

もうひとつ、使っていて便利だと感じたのが、シャープ独自の「サーキットビュー」です。朝起きると睡眠時間やその日の天気・予定、日中は歩数や心拍数、消費カロリー、夜には翌日の天気や予定など、その時間帯に合わせて「表示する情報」が自動で切り替わります。
自分でアプリを開いて探しにいかなくても、時計をちらっと見るだけで必要な情報が自然と目に入る仕組み。「今日はあまり歩いていないな」「そろそろ寝たほうがいいかも」など、生活習慣をちょっと見直すきっかけにもなります。TikTokではないですが、クルクルと切り替わる画面は、手短に情報を得たいめんどくさがりさんには嬉しい仕様です。
また、久しぶりにスマートウォッチを装着したので「自転車に乗っていても、時間も分かるし予定のアラートも出るし、電話の着信も分かる」という「シンプルなありがたさ」をしみじみと実感しました。子育てをしているとスマホは鞄の奥で、「携帯を携帯しているのに出ない」と怒られることがありましたが……、着信を確認しようと時計を見るついでに、カロリーや歩数が分かるのも楽しいです。
▶つけっぱなしだから、見た目も大事
このかわいさで「仕様は健康に全振り」している「見せたいおしゃれ時計」

そして、これだけいろいろなことをしてくれるのに、見た目はどこかクラシカルなおしゃれ時計。服装を選ばないミニマルシックなデザインで、「健康管理しています!」という主張もありません。とりわけヨガウェアにはよく似合って、個人的に「ランナーだからGarmin、ビジネスにはGoogle、ヨギーニはシャープなのか?」と思っています。
さらに、ベルトは市販の20mm幅のものに交換できるので、服や気分に合わせて着せ替える楽しみも。フェイスがシンプルなので、レザーやメタルはもちろん、サイズさえ合えばラグジュアリーブランドの時計ベルトを合わせても違和感がなさそうです。
スマートウォッチというより、「好きな時計に、ものすごくいろいろな機能がついている」。付けっぱなしで使うものだからこそ、見た目が好みであることは、思っていた以上に大事でした。
食事入力なしで摂取カロリーを推定し、必要な情報は向こうから見せてくれる。こんなにクールなフェイスなのに、腕の上ではかなり尖ったことをやっています。
「スマートウォッチ買ったんだ」
「Apple Watch?」
そう聞かれたら、やっぱりちょっと、説明したくなっちゃいます。
「ううん、シャープのウォッチ。からだメイトっていうんだけど。見て、丸形なんだよ」
>>この記事の前編:「みんなApple Watch? 私、シャープなんだけど」付けっぱなしでカロリーを自動記録する“近未来スマートウォッチ”でズボラ体重管理
詳しいご説明は>>>からだメイトWatch公式サイト(https://jp.sharp/wearable/watch/mhw01/)
*この記事は製品を発売元からお貸出しいただいて作成しています。




