【興収50億超「8番出口」配信開始】二宮和也が脚本から参加 小松菜奈も絶賛した座長力&“無限ループ撮影”の裏側 | NewsCafe

【興収50億超「8番出口」配信開始】二宮和也が脚本から参加 小松菜奈も絶賛した座長力&“無限ループ撮影”の裏側

芸能 モデルプレス/ent/movie
二宮和也(C)モデルプレス
二宮和也(C)モデルプレス 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2026/10/20】俳優の二宮和也が主演を務める映画「8番出口」が、10月2日よりPrime Videoにて配信中。世界的ブームを巻き起こしたゲームを実写化した本作は、興行収入50億円を超えるヒットを記録。本記事では作品の魅力とともに、インタビューやイベント取材で明かされた制作秘話を振り返る。

【写真】「8番出口」“歩く男”で話題の47歳俳優

◆世界的ヒットゲームを実写化 無限回廊からの脱出劇

蛍光灯に照らされた無機質な白い地下通路を、ひとりの男が歩いている。しかし、どれだけ進んでも出口にはたどり着かず、同じスーツ姿の男と何度もすれ違う。やがて、自分が同じ通路を繰り返していることに気づいた男は、壁に掲示された奇妙な「ご案内」を発見する。

そこに記されているのは「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から、外に出ること」という4つのルール。男は無限に続く地下通路から脱出するため、日常に紛れ込んだわずかな“異変”を見極めていく。

原作は、インディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏が2023年に個人制作でリリースしたゲーム「8番出口」。主人公の“迷う男”を二宮、スーツ姿の“歩く男”を河内大和が演じ、小松菜奈、花瀬琴音、浅沼成が名を連ねる。監督・脚本は、「怪物」「君の名は。」などのプロデューサーとして知られる川村元気氏が務めた。

第78回カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に出品されたほか、第30回釜山国際映画祭のミッドナイト・パッション部門にも正式出品。公開から62日間で興行収入50.7億円を突破するヒットを記録した。

◆二宮和也、脚本段階から参加 “ほぼ1人芝居”への覚悟

原作は、地下通路を進みながら異変の有無を見極めるシンプルなゲーム。二宮は映画化の話を聞いた当時、「どうやって映像化するのか、映画として成立させていくのか」に興味を抱き、すぐに出演を決断したという。

本作では主演を務めるだけでなく、脚本協力として制作にも深く参加。「ほぼ1人演技で、僕が成立しないと成立しない映画になってくる」と考え、監督や脚本家、俳優の解釈がばらばらにならないよう、脚本の段階から意見を交わしたことを明かしている。

特にこだわったのは、同じ通路を歩く各周回にどのような変化をつけるかという点。「この周回で何をするか」を考えながら、後に起こる異変を見据えて、視線や動き、感情の波を細かく組み立てていった。現場ではカメラ、照明、録音、演者が意見を出し合い、その場で新たなアプローチを監督へ提案することも多かったという。

一方、1人芝居について二宮は「1人の方が楽でした」と意外な本音も告白。間や展開を自身のタイミングで仕掛けられるからこそ、普段の芝居とは異なる面白さを感じたと振り返った。

◆“異変がない周回”ほど難しい ゲームのテストプレイのような撮影

派手な“異変”が起こる場面以上に、二宮が苦戦したのは何も起きない周回だったという。異変ばかりでは単調になる一方、何も起きない時間が間延びすれば、緊張感が途切れてしまう。「何も起きないので『暇だな』みたいな(笑)」と冗談を交えつつ、あえて“もたり”を残しながら観客の不安やストレスを高める、繊細なバランスを作り上げた。

撮影は順撮りではなく、状況に応じて別の周回へ切り替えることも。さらに、撮影した映像を確認してから構成を変更し、夜のうちに脚本を直して、翌朝再び同じ場面を撮るという工程も繰り返された。川村監督は、その制作過程を「ゲームのテストプレイのような撮影」と表現している。

また、CGを使用しない異変では、二宮が通路を戻る間に看板や非常口の表示を付け替える必要があり、準備が間に合わない場合には芝居で時間をつなぐこともあった。「観ている人たちが『早く逃げて逃げて!』と思えるような展開をこっちで作っていくのが、間繋ぎに見えなければいいなと思ってやっていました」と回顧。現場での判断力と二宮の絶妙なペース配分が、ゲームと映画の境界を曖昧にする没入感を生み出した。

◆小松菜奈が絶賛した二宮和也の座長力 初共演で生まれた信頼

本作で役名も詳細も伏せられた人物を演じる小松は、「わたくしどもは。」以来、約1年ぶりの映画出演。撮影初日は緊張で声が震えたといい「監督が『ちょっと待って、緊張しすぎじゃない?』ってすごく笑っていました(笑)」と振り返った。二宮は気づかなかったそうで、当時は「顔が小っちゃいな」と思っていたと明かしている。

一方、小松は二宮について「本当にいろんなところに目がついてるんじゃないかってぐらい、全体を俯瞰して見ていて」と回顧。「座長として素晴らしい」と絶賛し、現場で頼りにしていたことを明かした。二宮も、小松との場面では台本とは異なるアプローチへ変更することが多かったと振り返っており、現場で柔軟に作り上げられた2人の繊細な芝居にも注目したい。

◆カンヌで感極まった二宮和也 海外からリメイクオファーも

インタビューでカンヌ国際映画祭での上映を振り返った二宮は、自分たちが携わった作品が一定の評価を得たことに「感極まっていたと思います」と率直な思いを吐露。海外の観客から大きな拍手を受けたことに安堵し、日本の作品が世界へ届いている実感を得たと語った。

さらに釜山国際映画祭では、俳優の歩みと魅力に迫る人気トークプログラム「アクターズハウス」に、日本人俳優として初めて登壇。作品のみならず、20年以上にわたって第一線を走ってきた二宮自身も、世界的な注目を集めた。

国内で興行収入50.7億円を突破したヒットについて、二宮は「思ってなかった」「もちろん面白いものができたなと思っていたし、たくさんの人に観てもらえたらと思ったけど、50億みたいな明確な数字はなかったですよね。なので、それを聞いてびっくりしています」と驚きを告白。川村監督からは、アメリカやアジアなどから10件以上のリメイクオファーが届いていることも明かされた。日本的な地下通路から始まった“異変”は、国境を越えてさらなる広がりを見せている。

見慣れた地下通路が、いつの間にか逃げ場のない無限回廊へと変わっていく「8番出口」。最小限の設定から生まれる圧倒的な緊張感と、二宮をはじめとするキャスト、スタッフが試行錯誤を重ねて構築した映画体験を、Prime Videoでじっくり味わってほしい。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

《モデルプレス》

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