裁判傍聴をしたい人に…傍聴体験に行ってきた―最終回 | NewsCafe

裁判傍聴をしたい人に…傍聴体験に行ってきた―最終回

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特定の刑事裁判において、有権者から選ばれた裁判員が裁判官とともに審理に参加して、被告人の判決の決定まで関わる「裁判員制度」がはじまってから、8月3日で丸1年。裁判員制度や裁判を身近に感じるために役に立つ裁判傍聴をNewsCafe編集スタッフが行ってきた体験を紹介する。今回は最終回。

この日傍聴したのは、「傷害」と「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護に関する法律違反」の2件。判決なら10分で終わる公判もあり、午前中だけで1~3件の裁判を傍聴できる。

「児童ポルノ」の事件では、高校教師が未成年に会ってわいせつ行為をした上で、画像や動画をPCに保存していたもの。一見してそんな犯行を犯すとは思えないような普通の外見の人が被告人として出廷。何気ない隣人がひょっとしたらそんな罪を犯している人なのかもしれないと思うと、驚きとともに社会や人の何を信じればよいのか分からなくなる感覚に襲われた。

裁判を傍聴して、感じることは人それぞれ違うかもしれないが、中には落ち込む人もいるという。犯罪を犯すことで、その後どう裁かれるのか、その時の状況や心理状態など、犯行の詳細が証言や証拠から明らかにされる法廷には、他にはない独特の雰囲気がある。

普段は身近ではなくとも、社会にとっては欠かせない「裁判」。いつ選ばれるか分からない裁判員のためにも、一度触れておくことは良い学びの機会になるかもしれない。
(終わり)

《NewsCafe》

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