虐待?しつけ?親に叩かれた事がないって…
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そこでNewsCafeのアリナシーコーナーでは「親に叩かれた事がない。これってアリ?」という調査を実施。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…16%】
■それでいい子に育つかは別。私は理不尽に殴られたとも思いますが…。
■ない。でも甘やかされたわけではない。
■精神的な暴力なら数え切れない。
■叩かれる程酷い事はしたことない。1人娘だし、大事に育てられた。
■1回もない。両親が理想の親であり、尊敬できる親!
■子の本質を見極められなければ、ただの暴力。哀れな子が増殖する。
【ナシ…84%】
■叩かれた事の無い子供がいじめとかするのかも。
■親がやらずに誰がやる。親まで手を上げられなくなったら、誰が子供を躾るの?
■今なら虐待だって大騒ぎになる。昔は今ほど陰湿じゃなかった。
■ただし、親のイライラ解消目的や虐待等は論外ですけど。
■叩かれて育ちました。今の子は違うみたいですけどね。
■ない?そういう奴がいるから非常識な奴がいる訳だ。
■ぶっ飛ばされて育ったけど、お陰で分別はつくよ。鉄拳も時に必要!
■本当に必要なシーンのみ理性を持って叱るのは必要。力加減も同時に。
【ナシ派】が、およそ9割を占める圧倒的な結果になった。その回答を見てみると、「叩かれた経験の無い子がいじめをしたりするのでは?」「親が躾をせずに誰が叩くのか?」と、あくまでも子どもの躾にある程度の体罰も必要という声が数多く見られた。英国の権威のある新聞、「タイムズ」に発表された米国カルヴィンカレッジのグノエ教授の論文によると、「叩かれないで育った子どもは、叩かれた事のある子どもに比べて、反社会的行動や早めの性行動、楽観主義などに走る傾向がある」という。さらに【ナシ派】のほかの意見を見てみると、「叩くのはアリでも、親の行き過ぎた体罰は立派な家庭内暴力」という声も見られた。つい先日、俳優、大沢樹生の長男が、実母の女優、喜多嶋舞と父の両方から行き過ぎた家庭内暴力を受けていた過去を週刊誌に告白した。有名俳優夫婦の間の子どものDV告白だけに注目を浴びた。喜多嶋と離婚した大沢は息子と2人で暮らすようになったが、その間に暴力は一層激しくなり、長男は警察に駆け込んだこともあったという。しかし、現在、渦中の大沢が9月末にブログを更新し、報道された「虐待疑惑」を全面否定。事実は明かされていない。一方、少数の【アリ派】の意見を見てみても、「子どもに必要と思ったときだけに留めないと」という、回答があった。行き過ぎた暴力を認める意見は【アリ派】【ナシ派】、どちらにもない。
躾の最終的な手段として叩くことも時と場合によっては必要かもしれない。しかし、それが効果を発揮するのはあくまでも親子間に信頼と愛情がある場合だけなのかもしれない。
[文・羽生弘]
《NewsCafeアリナシ》