ますます喫煙者の肩身は狭い世の中に?
社会
ニュース
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「終日全席禁煙化。これってアリ?」という調査を実施。結果と共にさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…69.6%】
■煙草がこの世から1日でも早く無くなりますように。
■副流煙をすわされる身にもなれ!
■そもそも喫煙者の幸せの為になんでこっちが我慢しなきゃいけないの?
■煙草は百害あって一利なし!煙草ほど迷惑なものはない!
■周りに迷惑をかける事は確か。マナーが悪い喫煙者がいるのも確か。
■家で吸えばいい。
■だからって、出入り口付近に喫煙所を設けられたら、臭くて入れない!!
■飲食店はそうすべきだ。食べてる時に煙が流れてくるのが不愉快。
【ナシ…30.4%】
■タバコ税を払ってるのに肩身が狭すぎる。だったらタバコを売るな!
■私は吸いませんが、喫煙者がどこで吸えばいいのかって状況はちょっと可哀想。
■分煙できるなら分煙で。お互いに譲り合いましょうよ。
■不快なら香水、厚化粧&化粧臭はどうなの?
■差別?嫌がらせ?飲みに行った時ぐらい煙草吸いたい
■禁止する=良くなるとは限らない。悪質な喫煙者が増えるだけでは?
【アリ派】が全体のおよそ7割を占める結果になった。その中を見てみると、「副流煙を吸わされる人は迷惑だから」「煙草は百害あって一利なし」など、愛煙家にとってはキビしい声が相次いだ。そのほかに、「マナーの悪い喫煙者が多い」「飲食店で吸わない人の前、食事中に煙草の煙が流れてくるのは不愉快」という意見も聞かれた。一方、立場のない【ナシ派】を見てみると、「喫煙者はどこで吸ったらいいのか」という意見があった。これに対して国が2012年6月に閣議了解した「がん対策推進基本計画」に明記した、とある数値目標が注目を集めた。2010年の時点で19.5%あった成人の喫煙率を、22年度までに12%に引き下げるという部分だ。これに対して、葉たばこ生産で全国一の熊本県の馬場県議会議長は、熊本県の経済に大打撃だ、と声を荒げて注目された。たばこ業界だけではなく、この基本計画が奨励されれば、先の12%に加え、飲食店に設けられた個別の数値目標(約7割減)を達成するために、必要以上に厳しい規制が導入、強要され、おのおののお店で分煙のための設備投資を強いられると言うのだ。その負担に耐えられない多くのお店が廃業を余儀なくされるのではないか、と言う。煙草についてはほかの議論もある。医療的に見た数値だ。男女合わせた肺がんの死亡数は、日本人のがんによる死亡数トップ。煙草を吸う人は、吸わない人に対して肺がんのリスクが約4倍と言われる。ただし日本人に多い肺がんの一種「腺がん」は、非喫煙者でも発症し、女性の肺がんの7割以上を占める。この患者の中に多く副流煙が原因と考えられる人もいるという。
[文:羽生弘]
《NewsCafeアリナシ》