アグネス・チャンに偽善の疑い
ビックリ
ニュース
先日、ネット掲示板を覗いていたところ、このようなスレッドタイトルが目に留まった。
「アグネス・チャンは偽善者なんですか?」
アグネス・チャンと言えば、その高く澄んだ歌声と愛くるしいルックスで一躍アイドルとなり、デビュー曲「ひなげしの花」のヒットを皮切りに売れっ子となった中華系の女性歌手だ。当時は絶大な人気を誇っていたアグネスも、今では、お茶の間から総スカン食らい、たま~に見かける程度の人物となった。最近では、ネットを中心に「偽善者」との疑惑が浮上しており、アグネスに関して、ポテチ片手に調べてみた。情報を漁り進めていくと、ポテチを口に運ぶことすら忘れさせるほどの、衝撃的な事実が浮かび上がってきた。
■可哀想と言いながら豪邸紹介
2012年、アグネスが大使として就任している日本ユニセフ協会に疑問の声があがる。アグネスが募金先にあげている日本ユニセフ協会(国連内のユニセフとは別団体)が、募金の81%しかユニセフ本部に送っていないという事実が報道されたのだ。残りの19%の募金はどこにいったのか!?ネット上では、都心の一等地に構える豪華すぎるアグネスの自宅兼事務所に疑いの眼差しが向けられ、大きな反感を買った。
■ひろゆき、アグネスに公開質問状
ネット上では、ユニセフ本部とは別団体であることを理由に資金利用やアグネスに対し、批判、非難する書き込みが多く、アグネスがついに反論。
アグネス 「日本ユニセフ協会はユニセフの為に日本で募金出来る唯一の団体です。デマに惑わされないでくださいね。今一番大事なのは、子供達の為に私たちもできることを考える事です」
アグネスのネット批判をうけ、ネット民を代表して、匿名掲示板「2ちゃんねる」開設者である西村博之氏が公開質問状で説明を求め、事態が悪化してゆく・・・。
ひろゆき 「『今一番大事なのは、子供達の為に私たちもできることを考える事です』と仰られていますが、(中略)ユニセフ親善大使をされている黒柳徹子さんは、募金の100%をユニセフ本部に送っているそうです。子供のためを思えば、100%をユニセフ本部に送っているユニセフ親善大使の黒柳徹子さんを薦めるべきではないでしょうか?募金額の100%をユニセフ本部に送っている黒柳徹子さんの振込先口座を紹介しないのはなぜですか?」
アグネス一派 「(前略)19%の資金利用が「ピンハネ」だと叩くのは、ボランティア活動やNPO活動全体にとって、非常に悪い結果を招く。」つまりは・・・
個人篤志家かつ資産家である黒柳徹子氏の有形無形の「持ち出し」への寄生を正当化する
NPO組織の運営に関わる人々の労働コストを「買いたたく」ことを正当化する
慈善活動への関与は無償または廉価で行われるべきだという間違った社会通念を固定化する
また、ネット民らは日本ユニセフの収支明細を掘り出しこうコメントしている。
「年間1800万円もの役員報酬ってどないやねん(笑)」「10億円以上も業務を委託するなんてありえる?」「20%くらいのピンハネでガタガタ言うなってことか」「福利厚生は66名のスタッフ数で割ると1人当りおよそ90万円・・・」「なんかもう募金自体が嫌になってきたな」
とな感じで、新聞テレビを除いてネットを中心に議論が白熱していた。日本ユニセフへの不信感は一層高まり、ついに、ネット民に火がつき次々と問題が明るみとなった。最後に、その他炎上した事例の一部をご紹介。
東日本大震災の寄付金に対し、日本ユニセフは「目標金額以上のお金はアフリカの人達の為に使う」と公言
マスメディアが日本ユニセフ協会への追及しない理由に、日本ユニセフ協会役員が大手メディア関連の超絶VIPばかりだったことが明るみに。
アグネスが危険度世界最大レベルといわれているソマリアに行き、戦乱と貧困に苦しむ子どもたちを視察したと、日本ユニセフ協会が発表。だがしかし、実際はハイエナが闊歩するソマリアに行ったのではなく、比較的安全なソマリランド共和国に「遺書を残して快適旅行」行っていたことが判明。
街に足を運べば一つや二つ、募金箱を胸元に掲げ、寄付を呼びかける団体をみかけるだろう。しかし、募金する前に一度考えてもらいたい。なかには、公的機関や公的団体、ボランティアをかたってお金をだまし取る団体も存在することを。最近では、震災に関する義援金及び寄付金詐欺と疑われる情報が全国都道府県の役所に寄せられており、募金を求められた場合はご注意。不審に思ったときは、すぐに最寄りの消費生活相談窓口へ相談しよう。また、運営実態を明確に明かさず、他人によく思われたいだけの偽善活動団体にも注意が必要だ。
【執筆者:王林】
《NewsCafeコラム》