篠原涼子&バカリズムが初共演 W主演ドラマで“絶不調バディ”に<イップス>
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◆篠原涼子&バカリズム、初共演でW主演「イップス」
イップスとは、心の葛藤により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし、「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと。本作は小説を“書けなくなってしまった”おしゃべりなベストセラーミステリー作家と、事件を“解けなくなった”自己評価高めのエリート刑事という互いにイップスを抱えた2人が、事件を解決していくミステリーコメディー。
絶不調なバディがお互いを補い合い、小気味よい会話劇を繰り広げながらコミカルタッチに犯人を追い詰めていく。完全オリジナルストーリーとなる本作は『古畑任三郎』(1994年ほか、フジテレビ系)などを彷彿とさせる倒叙式の構成となっており、多彩な顔ぶれとなる犯人には毎話豪華ゲストが登場する予定だ。
そして、今作でバディを組む篠原とバカリズムは、映画『ウェディング・ハイ』(2022年)で脚本家と主演としてクレジット共演していたが、演者同士としての共演は初。そんな2人が、イップスを抱えもがきながら、時には助け合いながら謎を解き明かしていく。初共演の絶不調コンビがどのような活躍を見せるのか。
◆篠原涼子&バカリズム、イップスを抱える絶不調バディに
今作の主人公となるのは、ミステリー作家・黒羽ミコ(くろば・みこ、篠原)と、警視庁捜査一課刑事の森野徹(もりの・とおる、バカリズム)。ミコはデビューから立て続けにベストセラーを連発して人気作家の仲間入りを果たしたが、現在は書けなくなってしまいワイドショーのコメンテーター業を副業ながら本業並みにこなしていた。一方の森野はあることをきっかけに検挙率が右肩下がりになり、事件が解けなくなっていた。2人は、プレッシャーによって普段は何も考えずにできていることが急にできなくなってしまうイップスを抱えていたのだ。
そんな絶不調な2人が仕事から逃避するために訪れていたサウナ施設で偶然出会い、殺人事件に遭遇することであれよあれよとバディを組むことに。ミコは「小説のネタが拾える」「生の死体見るの初めて」と事件に興味津々。対する森野は捜査に身が入らない中でも、刑事としての鋭い洞察力を見せミコと共に真相に近づいていく。2人の捜査から犯人の目星はつき、容疑者本人に問い詰めようとするが森野のイップスが発動してしまって…。“書けなくなってしまった”ミステリー作家と、“解けなくなってしまった”エリート刑事。絶不調なイップスバディが時には助け合い、もがきながらもリスタートを目指す痛快ミステリーコメディーが幕を開ける。
犯人が仕掛けたトリックを暴いていく謎解きミステリーでありながら、コミカルな会話劇と世界観で描かれるコメディー色が強い今作。メガホンをとるのはバカリズムも脚本に関わっていた『素敵な選TAXI』(2014年、カンテレ・フジテレビ系)や、『ロス:タイム:ライフ』(2008年、フジテレビ系)で監督を務めた筧昌也。独自の手法で不思議でワクワクする世界観を見せてきた筧は、今作をどう演出するのか。そして脚本を務めるのは『となりのナースエイド』(2024年、日本テレビ系)、『ドラゴン桜 第2シリーズ』(2021年、TBS系)など、近年話題のドラマ作品を多く手掛けているオークラ。オークラは『素敵な選TAXI』や『黒い十人の女』(2016年、日本テレビ系)で、バカリズムへの脚本協力を経験するなど親交がある。そんな人気作&話題作を手掛けてきたクリエーターたちが、完全オリジナルストーリーで盛り上げていく。
◆篠原涼子、初の小説家役で新境地
今回篠原が演じるミコは、ミステリー小説家という役どころ。デビュー作から3作連続でベストセラーを記録するも、現在はネタが思いつかず5年間新作が書けていない。その傍ら、持ち前の会話術と洞察力を武器にネット番組のコメンテーター業やコラム執筆をこなすも、そのせいで本業がさらに片手間になってしまっている。5年前に出した最新作の小説はSNS上で「トリックがダサい」と叩かれ、コメンテーター業でも「なんにでもクビつっこむんじゃねーよ」などと叩かれており、イライラが募る日々を送っている。新作の執筆に煮詰まり、執筆から逃げるために訪れたサウナで森野と出会う。
今回“書けない”という役どころを演じる篠原は、ダンスユニット・東京パフォーマンスドールに加入後、1994年に小室哲哉プロデュースでリリースしたシングル『恋しさとせつなさと心強さと』がヒット。その後、蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』(2001年)への出演をきっかけに以降は俳優としても精力的に活動。『アンフェア』シリーズ(2006年ほか、フジテレビ系)、『ハケンの品格』(2007年、日本テレビ系)で自立した女性像を演じて人気を集め、映画『人魚の眠る家』(2018年)では「第42回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞を受賞したほか、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018年)では『第43回報知映画賞』主演女優賞を受賞するなど、演技に対する評価は今なお高い。
近年も『silent』(2022年、フジテレビ系)などの話題作に出演。バカリズムが脚本を担当した映画『ウェディング・ハイ』(2022年)では主演を務めたが、バカリズムとの共演は初。そして小説家という役どころも初となる。
◆バカリズム、元エリート刑事役でGP帯連ドラ初主演
今作は脚本ではなく主演として参加するバカリズムが演じるのは、イップスが原因で捜査ができなくなってしまった警視庁捜査一課刑事・森野徹。かつてはエリートとして組織内でも一目置かれる存在だったが、とある出来事をきっかけに解けなくなってしまった。実はミコの作品の大ファンだったが、最新作の完成度が悪く、コメンテーター業ばかりで新作を出さないミコに苛立ちを募らせ「トリックがダサい」とSNSに書き込むなどアンチ化してしまった。刑事でありながら、ノモリというアカウントで日々ミコの小説についてアンチコメントをつぶやいている。
お笑い芸人としてだけではなく、ナレーター、司会者、脚本家、俳優、作詞家など多方面で活躍を見せるバカリズム。お笑いコンビ・バカリズムとして活動後、2005年よりピン芸人に。テレビやラジオ番組をこなすと共に、単独ライブもほぼ毎年開催するなど精力的に活動。現在も『私のバカせまい史』(2022年~、フジテレビ系)、『バズリズム02』(2015年~※『バズリズム』含む、日本テレビ系)などの多くのレギュラー番組を抱えながら、テレビドラマや映画作品の脚本も執筆。『架空OL日記』(2017年、読売テレビ)や『素敵な選TAXI』をはじめ、今作で初共演となる篠原が主演を務めた映画『ウェディング・ハイ』(2022年)も執筆。近年では『ブラッシュアップライフ』(2023年、日本テレビ系)のヒットが記憶に新しい。また、2月3日に放送された『IPPONグランプリ』の第29回大会ではチェアマン代理を務めた。演者としてのフジ連ドラ出演は『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(2019年、フジテレビ系)以来約5年ぶりで、ゴールデン帯連ドラ主演は初となる。(modelpress編集部)
◆篠原涼子コメント
Q.オファーを受けた際の率直な感想を教えてください。
久しぶりのフジテレビドラマで緊張しているのですが、スタッフやキャストの皆さま、そしてバディとなるバカリズムさんの力をお借りしながら頑張りたいです。原作のないオリジナル作品で結末がまったくわからないので、私自身も物語を楽しみながら演じていきたいです。
Q.台本を読まれていかがですか?
私が演じるミコは、すごく個性的で“書けなくなった”ミステリー小説家です。バカリズムさんとのリズム感ある会話の掛け合いが魅力的な脚本になっていて、撮影が楽しみ。今まで経験したことの無いような役柄でもあるので、貴重な体験になりそうでワクワクしています。タイトルにもなっているイップスという言葉の意味を初めて知りました。この作品を通してイップスに関してさまざまなことを考えていければと思っています。
Q.バカリズムさんとは初共演ですが印象は?
脚本家としてのバカリズムさんとは映画『ウェディング・ハイ』(2022年)でお世話になりました。その当時はお会いできなかったのですが、いろいろな人たちが主役になっている物語の展開がすごくおもしろくて、演じる側からしても楽しませていただきました。だから、バカリズムさんってどんな感性を持っているんだろうとずっと気になっていて。今回は役者さんとしてご一緒させていただけるのですごく楽しみです!
Q.視聴者にメッセージをお願いします。
このドラマを通して、イップスに関して考える時間を作るきっかけになればと思います。そしてバカリズムさんとのセッションが楽しみなので、早く皆様にもお届けできればと思っています。
◆バカリズムコメント
Q.オファーを受けた際の率直な感想を教えてください。
筧監督も脚本のオークラさんも昔から知っている方々。信用できますし撮影が楽しくなりそうです。篠原さんともご一緒したことはあるのですが、お会いするのは初めてなので緊張しています…。僕の役柄はネタバレになるので多くは言えませんが…ちょっとクセのある警察官です。篠原さんも自分も2人ともややこしい性格の役柄です(笑)。
Q.台本や原作を読まれていかがですか?
思った以上にせりふが多くて大変そうです…(笑)。初期段階の台本よりもかなり増えてしまって、何とか少なくならないかなって。言い回しなどいろいろ変化させながら演じられればと思っています。でもやっぱりせりふが長いので、2話以降はもう少し減らして下さい(笑)!
Q.初共演となる篠原涼子さんの印象はいかがですか?
自分が高校生の頃からずっと第一線で活躍されている方で、その頃からまったくイメージは変わりません。実際にお会いしてみて、久しぶりに“わ、芸能人だ…!”とすごく緊張してしまいました。実は、『ウェディング・ハイ』の脚本を書いた際、篠原さんの出演が決定してからは宛書きというか脳内で篠原さんの声が再生されながら書いていきました。そして書いたモノ以上にもっと面白く作ってくださり感動しました。
Q.視聴者にメッセージをお願いします。
撮影はこれからスタートしていきますが精一杯頑張りますので、まずはリアルタイムで視聴していただきたいです。そのあとは配信の方でもう1回見ていただいて、テレビと配信1回ずつ見ていただければより楽しめる作品になると思います(笑)!
◆プロデュース 宮﨑暖(フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント
元々イップスとは、不安やプレッシャーからくる運動障害を意味するスポーツ用語でしたが、最近では“あいつ〇〇イップスじゃない?”なんて具合に、“今までできていたことが突然できなくなってしまうこと”という広い意味での使われ方を少しずつ耳にするようになってきました。このドラマの監修を受けていただいた日本イップス協会様を通じて、実際にイップスの方に取材をさせていただいたところ、世の中にはその広い意味での“イップス”を抱えている方が多くいることを知り、このドラマを企画しました。
バディを演じていただくW主演に篠原涼子さん、バカリズムさんのお2人をお迎えできたこと、本当にうれしく、大興奮しております!篠原さんが演じる書けない作家・黒羽ミコは、エネルギッシュで何にでも首を突っ込む空気の読めなさを持ちながら、人のささいな言動から隠された思いに気がつく繊細さを合わせ持つ人間くさいキャラクター。この役を演じられるのは、これまでさまざまな役を振れ幅大きく演じられてきた篠原涼子さんだけだと思いました。バカリズムさんが演じる解けない刑事・森野徹は、事件を解決したいという正義の心と、イップスで事件現場に行きたくないというサボり体質の間で悩むキャラクター。笑えて共感できるキャラクターにしたく、真っ先に思い浮かんだのがバカリズムさんでした!このお2人なら、見たことのない変なバディ像を産み出せると確信しております。
チーフ脚本はオークラさん。“なんでそんな細かいことでモメてるんだろう”的な、どうでもよくて笑えるけど妙に刺さるせりふの数々にご期待ください。演出は筧昌也監督、不思議で今までに見たことがないミステリー“コメディー”に仕上がっていると思います!金曜の夜に1週間の疲れが癒されるような楽しいドラマをお届けできたらと思っております!毎話登場する個性的な犯人たちにもご注目ください!
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》