【錦鯉インタビュー】M-1史上最年長王者が考える“夢を叶える秘訣”「今世に期待しなかった」「開き直り」
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【写真】錦鯉、初ランウェイで異色のコラボ
◆錦鯉、ランウェイ初登場
2人は同イベントで、CrazyBoy名義でソロ活動する三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのELLYがプロデュースするステージに登場。CrazyBoyが生パフォーマンスをする中、初ランウェイを飾った。
普段は“白のスーツの長谷川と青のスーツの渡辺”でお馴染みの2人だが、この日は全身黒の衣装に個性溢れるサングラスをかけ、普段と違ったワイルドな姿を披露。ランウェイトップでサングラスを外し、長谷川が両手を開いて前に突き出す「こんにちは~!」のポーズを決めると、会場からは大きな歓声が起こった。
◆錦鯉、初ランウェイは「ドッキリかと思いました」
― シークレットゲストということで初のファッションイベントで歓声を浴びていかがでしたか?
長谷川:すごかったです。まさか歩けると思ってもみなかったので、今まで色々なお仕事をさせて頂いて、アイドル雑誌や小学生雑誌に出たり「まさか僕らが」みたいな仕事は他にもいくつかありましたけどこれが最大級です。本当にドッキリかと思いました。数々の名だたる方たちと並んだかと思うと感無量ですね(しみじみ)。
渡辺:もう死んじゃうみたいじゃん。
長谷川:あそこに出ている方たちからしたら、僕らはお父さん世代なわけですよ。そんな我々を温かく迎え入れてくれたオーディエンスの方には感謝です。
渡辺:歓声を浴びることなんてないですから。
― 今日のファッションはいかがですか?
長谷川:普段したことがないファッションをさせて頂きました。やっぱり一番特徴があるのはサングラス。近未来的で本当に買い取ろうかなと思いました。僕みたいな髪型じゃないとちょっと似合わないかなと思います。
渡辺:かっこいいよね。
◆錦鯉が考える夢を叶える秘訣「今世に期待しなかった」「開き直り」
― モデルプレスには夢を追う人を応援するというコンセプトがあります。錦鯉さんもこれまで夢を追いかけた過程で色々な壁にぶちあたった経験があったと思うんですが、苦しいときはどんな方法で乗り越えて来ましたか?
渡辺:僕は今世に期待しなかったので、来世に期待しただけです。この年までやって売れるなんて本当に思っていなかったので、今世はどうなってもいいやと思ってやってきました。
長谷川:僕もちょっと似ているんですけど、開き直りというか「売れよう、売れよう」「ここで結果出さなきゃ!」と思い過ぎるとやっぱりちょっと肩に力が入るんですよね。そこで良い意味で開き直った方が肩の力が抜けて楽になるので、そういう気持ちでやっていたのが良かったのかなと思います。
渡辺:だから夢のある人にはちょっと刺さらない回答かもしれないです。
― そんなことないと思います。諦めそうになったことはなかったですか?
長谷川:何回もあります。
― それでも続けてこられた理由は?
長谷川:結局考えてみたら、今までの人生で一番長くやっていることがお笑いなんです。それ以外のものは全部途中でやめたりしているのでなんだかんだ言って長く続けているということは結果お笑いが好きなのかなと思います。
渡辺:僕は、今世の人生を諦めてどうなっても良いと思っています。来世があるならそっちで期待しようと思ってずっとやっていました。
― 来世したいことは?
渡辺:来世はもっと早く売れたいな(笑)。でも芸人はまたやりたいです。
― 最後に読者に向けて、錦鯉さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。
渡辺:やめたら終わりというだけです。「続けろ」とも言いづらいんですけどただ「やめたら終わりだよ」とは思います。
長谷川:確かにそれは言えますね。僕なんて48、49歳くらいでやっとお笑いで食べられるようになったので、そのときに年齢は関係ないんだと思ったんですよね。もちろん早ければ早いほど良いですけど、例えば55歳とか60歳でやりたいことが見つかって夢が叶う方もいらっしゃると思います。
― お2人が言うとすごく説得力があります。
渡辺:いや、ここを参考にして欲しくはない。ちゃんと成功して欲しいです(笑)。
長谷川:結局そこまで頑張ってガムシャラにやってこなかったから、ズルズルここまで行っちゃったというのも正直あるんですよ(笑)。だから今頑張った方が良いよというのは、本当に思います!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
INTERVIEW PHOTO:加藤千雅
◆錦鯉(にしきごい)プロフィール
2012年結成。長谷川雅紀(はせがわ・まさのり/52)と渡辺隆(わたなべ・たかし/46)からなるお笑いコンビ。「M-1グランプリ2021」優勝。長谷川はM-1史上最年長王者となった。
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