「あのクズ」小関裕太、“理想の上司と話題”大葉役への思い「僕には真似できない」と語るワケとは【インタビュー後編】 | NewsCafe

「あのクズ」小関裕太、“理想の上司と話題”大葉役への思い「僕には真似できない」と語るワケとは【インタビュー後編】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
小関裕太(C)TBS
小関裕太(C)TBS 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2024/11/12】10月期のTBS系火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(毎週火曜よる10時~)に出演する俳優の小関裕太(こせき・ゆうた/29)が、このほどモデルプレスらの取材に応じた。後編では、自身が思う理想の上司像や諦めないマインドを保つ秘訣を語ってくれた。

【写真】「ずっと変わらない」と話題 小関裕太の子役時代

◆奈緒主演「あのクズを殴ってやりたいんだ」

本作は、恋もボクシングも本気で向き合う姿をオリジナル脚本で描くガチンコボクシングラブコメディ。結婚式当日に恋人に逃げられてしまった主人公・佐藤ほこ美(奈緒)が、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男・葛谷海里(玉森裕太/Kis-My-Ft2)に出会い、彼との出会いをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始める。小関は、ほこ美と同じ市役所に務めるエリート公務員・大葉奏斗を演じている。

◆小関裕太から見た“上司としての大葉”

― 今作で小関さんが演じる大葉は “ナチュラルな気遣いができる人”という印象です。特に、落ち込むほこ美へさり気なくチョコレートを差し出すシーンは、視聴者の方からも「理想の上司」と反響を呼んでいました!

小関:そうなんですね!じゃあ、僕もチョコレートを配ろうかな…(笑)!

― (笑)。「小関さんと近い役どころなのではないか」といった声もありましたが、ご自身ではどう感じていますか?

小関:大葉さんは良い人すぎるぐらい良い人ですが、僕はあんなに良い人じゃないです(笑)。恋愛面にしても、僕だったらもう少し自分の思いを優先して動いてしまうと思います。

― “大葉“という役については「人として見習うべき部分はすごく多い」とも仰っていましたが、上司として部下と向き合う姿からはどのような刺激を受けましたか?

小関:大葉さんは距離感の取り方が上手な人で、特にほこ美への距離感は僕には真似できないなと思います。がむしゃらに頑張っているほこ美に対して、僕だったら手助けしてあげたい、アドバイスしてあげたいと思ってしまうけど、大葉さんは“ちょっと離れたところから見守る”という優しさを持っていて、ほこ美が本当に大変なとき、誰かの力が必要なときにそっと手を差し伸べる。近すぎず遠すぎない距離感はなかなかできないですし、素敵な上司であり、エリートな人だなと感じています。ただ、恋愛的にはその距離感が悪い方に転じることも多くて、“攻めるべきときに攻めないで見守ってしまう”という部分もあるのかなと思います。

◆小関裕太、諦めないマインドを保つ秘訣は?

― ボクシングがテーマの今作は、「諦めないマインド」というのも1つのキーワードになっています。小関さんご自身も「諦めないマインドを持ち続ける秘訣」があれば教えてください。

小関:僕はゲストの方のルーツを掘り下げていく音楽番組「BOOM BOOM BOOM」(スペースシャワーTV)で司会をしているのですが、番組を通して「僕自身も色々な方のルーツや経緯を知るのが好きなんだな」と感じています。やりたいお仕事を見つけたら「なんでこのお仕事をしたくなったのか」と考えたり、勉強や趣味においても「なんで興味を持ったんだっけ」と考えたり。お芝居やダンス、ギター、乗馬、普段の生活まで、その行動に対して自分の中で大きな理由があって、それを自覚することがパワーになっています。ルーツを考えることで、悩んだり迷ったりすることも少なくなりました。

― 今作でほこ美はボクシングを通じて成長をしていきますが、小関さんご自身が芸能活動の中で「強くなれた」「成長した」と実感する瞬間はありますか?

小関:作品で役を演じるにあたって、自分がチャレンジしたことがない役やシチュエーション、環境に飛び込むときすごく勇気が必要なんです。特に20代前半あたりは、そういった役をやるときに「ゴールが見えていない役者がスタートラインに立って良いのか」「色々な人が関わっている作品だから、自分だけの問題じゃないぞ」と自分に問いながらやっている時期もありました。でも、何回も何回もやることによって、見えないゴールにたどり着いたときの想像できなかった景色を体験することができましたし、経験を通して勇気が出てきたんじゃないかなと最近思います。これまで何本もそういった作品と出会ってきましたが、チャレンジすることで自分が変わるという実感があります。プレッシャーを感じてしまう役もありますが、それを乗り越えて見えた景色がすごく楽しいので、これからもゴールが見えない作品をやっていけたらと思います。

◆小関裕太、今後の注目ポイント語る

― 最後に、今後の見どころや注目して欲しいポイントを教えてください。

小関:大葉さんが商店街で葛谷さんを見かけるシーンがあるのですが、“いても立ってもいられなくなり、少し遠くの葛谷さんに向けて思いを伝える”というところは是非注目していただきたいです!今まで良い距離感を保っていた彼の気持ちが溢れ出した瞬間の1つで、ちょっとグッとくるシーンになっていると思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆小関裕太(こせき・ゆうた)プロフィール

1995年6月8日生まれ、東京都出身。子役として芸能活動をスタート。その後、ミュージカルや舞台、様々のドラマや映画に出演。最近の出演作はドラマ「癒しのお隣さんには秘密がある」(日本テレビ/2023年)、ドラマ「大奥」(フジテレビ/2024年)、ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS/2024年)、ドラマ「素晴らしき哉、先生!」(ABCテレビ/2024年)、ミュージカル「四月は君の嘘」(2022年)、舞台「キングダム」「ジャンヌ・ダルク」(2023年)、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2024年)ロミオ役(Wキャスト)など。

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《モデルプレス》

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