櫻坂46の10thシングル『I want tomorrow to come』の活動をもって、グループから卒業する上村莉菜と齋藤冬優花。櫻坂46「10th Single BACKS LIVE!!」の12月4日公演では齋藤の卒業セレモニーが行われる(※同日開催予定だった上村の卒業セレモニーは、腰痛があり、一定期間の安静が必要と診断されたため開催見送りとなった)。そこで本記事では、1期生として長くグループを引っ張ってきた2人の功績にフォーカスしたい。
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櫻坂46の前身グループ・欅坂46時代から、1期生として長きにわたりグループを支えてきた上村と齋藤。上村は4thシングル『五月雨よ』で櫻坂46になってから初の選抜入りを果たしたほか、齋藤も6thシングル『Start over!』で選抜メンバーとして活動した。欅坂46時代から磨いてきたパフォーマンスに定評があり、後輩たちからの信頼も厚い2人はグループの精神的支柱のような存在だと言って差し支えないだろう。2人の卒業により、残る1期生は小池美波のみとなる。
上村は公式ブログの中で、「私はアイドルになりたいというより、 憧れの“乃木坂46さんになりたい” という気持ちでオーディションを受けました」「想像していたのとは違うグループの色で、 悩むことも多かったです」と回想しつつ、「9年間も頑張れたのは、 応援してくださったみなさんのお陰です」と感謝も綴っている。また、齋藤も、「大好きで大切で、人生をかけてもいいと思えた欅坂46というグループの名前が変わるタイミング、 櫻坂46になり、後輩が強く逞しく輝いている姿を見たタイミング、 卒業を意識したり考えたりするタイミングは何度もありました」としつつ、「他の同期よりも少し時間がかかってしまいましたが 私にも櫻坂46と同じくらい他に『好き』なことが見つかりました」と、新たに挑戦したいことが見つかったと明かしている。
そんな2人の卒業を受け、2期生の大沼晶保は自身のブログにて、「お二人の後輩でいれることが 本当に幸せでそんな先輩と離れることはとてもとても寂しいですが、 残りの間もその幸せを感じながら 私もりなさんとふゆかさんを少しでも幸せな気持ちになってもらえるように 頑張りたいと思います!!」と綴っていた。また、3期生の山下瞳月も、「一緒に活動させて頂けている日々に感謝しながら、一日一日を噛み締めていけたらな…と思います」「加入当初から本当に優しくしていただいたので、頂いたことを私も返せますように」と2人との思い出を明かしていた。BACKSメンバーとして活動することも多かった2人だが、彼女たちがグループに残してきたものは、しっかりと後輩にも受け継がれているようだ。
欅坂46の草創期から、グループの改名という大きな転換点まで経験してきた上村と齋藤。2人の卒業に対し、SNSでは、「ありがとう、青春でした」「沢山の勇気と希望をありがとうございました」など、2人の功績を称える声が相次いでいる。今回、上村は残念ながら卒業セレモニーの開催が見送りとなってしまったが、齋藤と共に、その勇姿は多くのファンの心に残ったことだろう。