日向坂46佐々木美玲「人が怖くなってしまった」辛い時期に支えてくれたメンバーの存在 相次ぐ卒業・グループの転換期に本音語る【「陽射しのパレード」インタビュー後編】
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日向坂46を一期生として支え続ける佐々木美玲(ささき・みれい/25)にモデルプレスがインタビュー。16歳からグループで活動する彼女が「人が怖くなってしまった」という辛い時期に支えとなった存在とは――。また、8月にメンバー4人が同時に卒業を発表し、転換期を迎えたグループに対する本音、多岐にわたる活躍を続ける彼女の「夢を叶える秘訣」を聞いた。
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◆佐々木美玲、辛い時期を乗り越えた方法
― 佐々木さんは12月17日に25歳の誕生日を迎えられますが、グループに入った16歳からこれまでの活動を振り返って、ご自身が1番辛い、悲しいと感じた時期はありましたか?
佐々木:忙しいと睡眠時間も減ってきて、精神面が1番揺らぐと思っているのですが、特に学生の時はとても不安定で一時期少し人が怖くなってしまったことがありました。でもそれを乗り越えたからこそ、今すごく楽しく変換できるようになりましたし、「少し怖いな」と思っていた人たちが救ってくれたおかげで、その時期を抜け出して立ち直ることができたので、人と関わるのはとても大切だと私は思います。
― 人が怖くなってしまったのには理由があったのでしょうか?
佐々木:ネガティブな自分の思い込みで「何か言われているのではないか」と思い込んで関わるのが怖くなってしまったんですが、そういう時に身近なメンバーがお土産を買ってきてくれたり、ずっと寄り添ってくれたりしたおかげで、だんだん安定してきて治っていきました。この間、メンバーの濱岸ひより(二期生)に「みーぱん(佐々木美玲の愛称)さん、最近は全然悩んでいるところを見ないし、すごい強くなりましたよね!」と言われました。やっぱり昔はひよたん(濱岸)にも私が弱っている部分や泣いている姿をたくさん見せてきたので「最近は一切泣かないですよね」と言われるくらい強くもなれたし、逆に「自分は幸せなんだ」と変換できるようになりました。
― 悩んでいた時期に濱岸さんとよくお話しされていたんですね。
佐々木:ひよたんも気遣い屋さんで「後ろに後ろに」というタイプだったので私と悩みが似ていたんです。なので「みーぱんファミリー」(佐々木、濱岸、河田陽菜、山口陽世で構成されるユニット)として“娘”にしました(笑)。もしかしたらひよたんは「自分が助けてもらっていた」と思うかもしれないですが、私も自分が“母”になったことで強くなろうという姿勢でいられるし、こうやって悩むことは普通なんだと思えたので、成長させてもらった部分が大きいです。
◆佐々木美玲、相次ぐメンバーの卒業・グループの変化に本音
― その濱岸さんも含め、4月に齊藤京子さん、7月に高本彩花さんがご卒業、8月には加藤史帆さん、東村芽依さん、丹生明里さん、濱岸さんが同時に卒業発表されるなど、メンバーの皆さんが次々にご卒業され、日向坂46は転換期を迎えている印象にあります。佐々木さん自身はどのように考えていらっしゃいますか?
佐々木:残っている身からすると寂しいという気持ちはもちろんあるのですが、この大きな青春を過ごした日向坂46を卒業するというのは相当な決意がないと踏み出せないことだと思うので、踏み出す決断ができたことはすごいことだと思いますし、それぞれ夢ができて、また違った自分の道を歩むのは素敵だと感じます。卒業した子が活躍している姿を見るととても嬉しい気持ちになるので、お祝いしたいです。この世界に限らず、他の仕事だったり、もしかしたら結婚だったり様々だと思いますが、それぞれが1番幸せな道で輝いてほしいです。
― グループが変化していくことへの不安や今抱えている課題などはございますか?
佐々木:新しいメンバーやマネージャーさんが入ってきて、新しいことと昔からやってきたことの良い塩梅を取るのが難しいと感じます。変化は大切だと思うので昔に縛られすぎてもダメですが、昔からやってきたことをやらなくなるのもまた違うと思っていて。「私たちはこういうのもしたよ」という話もした上で、新しい子たちの意見も取り入れつつ、グループとしてどれがいいのかちゃんと考えて進んでいければ1番いいのかなと思います。
例えば「報告」「連絡」「相談」の「ほうれんそう」に「怒らない」「否定しない」「助ける」「指示する」の「おひたし」が付け足されるくらい、時代も人も変わってきていて、そこには良いところもあるし、少し生きづらいところもありますが、そんなに深く考えず、皆が幸せに生きられるようにできたらいいなと思います。
― 佐々木さんの中で「2025年の日向坂46はどういうグループにしていきたい」など考えていることはございますか?
佐々木:今5期生のオーディションもしていて新しくメンバーが入ってくるので、今までの日向坂46とはガラッと雰囲気を変えたいです。1~3期生は在籍している年数が長くなってきているので、初期のようなピュア感を4期生・5期生が出してくれることで、また青春っぽい日向坂46を見せられたら嬉しいです。それが乃木坂46さんや櫻坂46さんと違った日向坂46らしい部分だと思っています。
◆佐々木美玲の夢を叶える秘訣
― 日向坂46のメンバーとして、モデルとして、女優として、多岐にわたる活躍をされてきた佐々木さんにとって「夢を叶える秘訣」をお伺いしたいです。2021年のインタビューでは「口に出して言っていくことが大事」とお答えいただきましたが、数年を経て新たに考えていることはありますでしょうか?
佐々木:もちろん口に出すことは今も大切だと思いますが、まずは周りにいる人たちを大切にすることが大事だと思います。1人でできる仕事なんて何もないですし、特に私たちの仕事はそれぞれいろんな方に助けてもらってできる仕事です。周りの人を大切にすると「助けたい」と思ってもらえる存在になるし、そう思ってもらえるような存在になれたら夢に繋がるのではないかなと思っています。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
◆佐々木美玲1st写真集「陽射しのパレード」
日向坂46の一期生としてグループを支え続けてきた人気メンバーであり、雑誌『non-no』では専属モデルとしても活躍する佐々木が、自身の25歳の誕生日に発売する本書。撮影したのは“ずっと行ってみたかった”という、ベトナム・ダナン。南国の開放的な雰囲気の中、素の表情から思いっきりの笑顔を見せている。さらには初挑戦の大人っぽい水着やランジェリー姿まで撮影。“みーぱん”のさまざまな魅力を切り取り、詰め込んだ1冊となっている。
◆佐々木美玲(ささき・みれい)プロフィール
1999年12月17日生まれ、兵庫県出身。2016年『けやき坂46 メンバー募集オーディション』に合格し、けやき坂46(2019年に「日向坂46」に改名)のメンバーとしてデビューした。1stアルバム『ひなたざか』(2020)のリード曲、『アザトカワイイ』ではセンターを務めたほか、女性ファッション誌『non-no』の専属モデル、ドラマ『賭ケグルイ双(ツイン)』(Amazon Prime Video/2021)『ぴーすおぶけーき』(日本テレビ/2022)への出演など、幅広く活躍している。
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》