ONE N’ ONLY、役と重なり「心から涙」 過去演じたEBiDAN後輩の演技も絶賛【「BATTLE KING!!」インタビュー】
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![(左から)関哲汰、草川直弥、沢村玲、山下永玖、上村謙信、高尾楓弥(C)映画「BATTLE KING!! Map of The Mind」製作委員会](/imgs/p/bSJFSqWGcHlOcbfVn00XZuHRGN8W3dzb2tnY/19755038.jpg)
【写真】EBiDAN“リアル兄弟”が共演
◆「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-」
2023年3月に劇場公開された映画『バトルキング!!-Weʼll rise again-』の2年後を描いた今作。ケンカに明け暮れるただの不良だった源二郎(山下永玖)はダンスと出会い、直江愛之助(高尾颯斗)、甲斐玄武(草川直弥)、鞍馬憲一郎(上村謙信)、真田晋作(関哲汰)、早乙女以蔵(沢村玲)と共に「Jackpoz」を結成。世界一を目指して充実した日々を送っていた。そんなある日、愛之助の仇を討つため、2年前に山縣虎太郎(森愁斗)を負傷させ逮捕された愛之助の弟・龍之介(高尾楓弥)が少年院から出所。源二郎たちは喜んで迎え入れるが、龍之介は彼らの変化についていけず、内心は戸惑うばかり。そして再び、宿敵だった虎太郎が彼らの前に姿を現す。
◆ONE N’ ONLY、グループでの映画出演に喜び
― 台本を読んでどのような感想を持ちましたか?
山下:龍之介がここまでキーマンになるとは思わなかったです。出所してから仲良くなる感じかなと思っていたんですけど、闇落ちというか、びっくりしました。前回は山縣と同じシーンがあまりなかったので、今回嬉しかったです。
― グループで1つの作品に出演することについてはいかがですか?
山下:めちゃめちゃ嬉しかったです!ONE N’ ONLY TV(YouTubeチャンネル)の目標で「『バトルキング』の続編がしたい!」って言っていて、叶いました!前作が終わった後に、(瀧川)元気監督と「シーズン2もやっていけたら良いね」みたいな話をしていたので、今回「ぜひよろしくお願いします!」ということで、出させてもらって。メンバー同士で演技をする機会もあまりないと思うので…。
一同:<分からないよ!<勝手に決めないで(笑)!
山下:また機会があるかもしれないですけど(笑)、なかなかないと思うのですごく嬉しかったです!
― 各々個人でも作品に出演していますが、メンバーと出るのはまた違う?
沢村:メンバー同士なので自然なやり取りがしやすいです。色々な意見があるとは思うんですけど、そういう時間がすごく楽しいというか。「バトルキング」でしか学べないところが結構あります。僕が出演している作品はシリアスな部分が多いので、「バトルキング」のような熱い友情は心が温かくなります。すごく良い映画だなと撮影していて思いました。
◆ONE N’ ONLY、撮影に向けての体作り明かす
― 作品の続きを予想していたとのことでしたが、具体的にどのような展開を考えていましたか?実際に台本を読んで予想と近い部分はありましたか?
高尾:結構色々なパターンを想像していました。山縣がもっと悪くなるとか、甲斐が裏切るとか。
草川:なんでよ(笑)!
関:裏切りそうな顔してるもんね。
草川:してないよ(笑)!
高尾:鞍馬が暴走するとか。
上村:すでに結構暴走しているよ(笑)。
高尾:(笑)。色々なパターンを考えるのが楽しくて。仲間割れして、本気のボクシングとか、ファイトするみたいなのは想像していたんですけど、龍之介だったり山縣だったり、予想と大きく違うところがたくさんあって面白かったです。
― アクションもダンスもあり見どころが満載だと思いますが、特に印象に残っているシーンや、こだわって撮影したシーンはありますか?
関:サウナシーンです。
草川:アクションでもダンスでもない(笑)。
関:アクションシーンはもちろんですけども、サウナシーンもただサウナに入っているんじゃなくて、カメラワークもこだわっているんです。カメラマンさんが監督さんとずっと話している声も聞こえていました。メンバーそれぞれに「どこの部位好きなの?」って聞いて、僕は「二頭筋ですね、胸筋ですね」って言ったら、そこをフォーカスしてくれて。サウナシーンの一瞬の中でもそういうのが隠されています。
高尾:あなたは自分の筋肉を見せたいだけでしょ(笑)。
関:「バトキン」のために2年かけて筋トレしていました。
高尾:サウナシーンがあると思っていたんだ?
関:もう想像してた。来るだろうなって(笑)。
― みなさん撮影に向けて鍛えていたかと思いますが、どの部分を重点的に鍛えましたか?
上村:僕はベンチプレスが好きで、大胸筋を鍛えました。
高尾:どれくらいのペースで?
関:どれくらいやったの?
上村:撮影が始まる1週間、2週間前くらい…。
一同:(笑)。
関:行動が遅い!(笑)
高尾:このグループは、2人(山下&関)が筋肉担当なんです(笑)。
― アクションシーンに挑むにあたって準備したことはありますか?
山下:とにかく筋トレをして、なるべく怪我をしない体作りをしました。アクションした時に筋肉の筋とかで迫力が変わってくるので、そういうのも含めて。ただ龍之介と対戦するシーンは、龍之介は蹴りが得意なタイプなので、ローキックを受けることが多くて。次があれば、足もちゃんと鍛えようかなと思います。
◆ONE Nʼ ONLYとJackpozの似ている部分とは?
― ONE Nʼ ONLYとJackpozの似ているところを教えてください。
草川:夢に向かって努力してるところとか、お互い支え合って突っ走っているところは似ているんじゃないかなと思います!あと仲が良くて、“毎日が青春”みたいなところも似ています。
― 劇中にダンスシーンがありますが、普段のパフォーマンスと芝居としてのパフォーマンスに違いはありますか?
高尾:それぞれがキャラクターとしてダンスをするっていう難しさもあるのかなって。ジャンルで個性を出していきたいというのがあって、例えば源二郎は1番踊るので、フリースタイルの時によくやるムーブみたいなのを作って、フロアーに行ったり、ブレイキン要素の強い動きをしたりすることによって、破天荒キャラをダンスにも落とし込んでいた気がします。愛之助と源二郎がサイファーする時も、アクロバティックな動きを永玖にお願いして。永玖はなんでもできるので、ブレイキンも覚えてやってくれて、そういう使い分けを今回もチャレンジしたので注目してほしいです。Jackpozとして「We'll rise again」をパフォーマンスするんですけど、今回クラシックバージョンを披露するのも1個のポイントだと思います。ダンス部分のカット割りに参加したんですけど、近い距離で表情まで見ると、みんなメンバーじゃなくてキャラクターに見えました。客観的にみんながJackpozに見えて、ワンエンとは違う「We'll rise again」になっていたので、そこもポイントだと思います!
― 前作に続き、今回も主題歌を担当しますが、新曲「Map of The Mind」の聴きどころを教えてください。
上村:主題歌ということで、歌詞が作品にリンクしていて、すごく良いなと思います。シーズン1のJackpozより成長した、大人になったという意味でのクラシックでもあるのかなと。「We'll rise again」はシーズン1の時の僕らの泥臭さが表れている曲だと思うので、「Map of The Mind」とちゃんとテーマが分かれて、成長が描かれていると思います。
◆ONE N’ ONLY 、後輩・ICEx&Lienelの演技絶賛
― 終奏にはEBiDANの後輩であるICExとLienelのメンバーも出演します。
草川:撮影が被っていなくて、試写で初めてみんなのビジュアルを見て、特に鞍馬の完成度が高いなと思いました。
上村:(中村)旺太郎が「EBiDAN THE LIVE」の時に僕のところにきて「めっちゃ完成度高くないですか?」って。髪型とかもシーズン1の鞍馬に全部寄せて、頑張ってくれたんだなって嬉しかったです。キャラも勉強してきてくれたんだなっていうのが伝わってきて、ICExとLienelのみんなには感謝でいっぱいです!
沢村:志賀李玖は実際に空手をやっているんですよ。僕は殺陣が苦手なので、年を取るにつれ下手になっていく設定であってほしいなって。「なんで早乙女!?僕よりうまい殺陣しないで」⋯って思いました(笑)。
高尾:台本を見た時に唯一、愛之助がすごく強そうなシーンがあったんです。学生時代も僕が演じると思っていたら、(高岡)ミロがやると聞いて。「愛之助が唯一強いシーンだから頼んだよ!」ってミロに言いました(笑)。そしたら「やってきます!」ってめっちゃくちゃ強そうに撮ってきてくれて、過去が強くて良かったです(笑)。やられる役が多かったので、ミロが晴らしてくれました!
― 颯斗さんは本作で弟の楓弥さんと共演していますが、EBiDANの中で兄弟にしたい方はいますか?
高尾:僕が選んで良いんですか!?数いるEBiDANの中から1人を選ぶのは難しいな…。
沢村:あくまで、片思いだよ(笑)。
一同:(笑)。
高尾:とりあえず超特急さん、全員兄で!
関:ハルくん年下(笑)。
高尾:そっか(笑)。カイくんがよくご飯に連れて行ってくれるので、兄貴っていう感じがします。この間もメンバーみんなご飯に連れて行ってもらいました。兄的な一面があったり、「また飯行こう!」って連絡をくれたりするので、お兄ちゃんにしたいなと思います。
― EBiDAN以外にも簡秀吉さん、小南光司さん、⻄山潤さんなど、今回から参加したキャストもいますが、撮影中のエピソードはありますか?
山下:(演技の)経験がある方々なので、すごく勉強になりますし、間合いとかもさすがだなと感じました。潤くんと(小川)史記くんが見合う大事なシーンがあって、スローだったので結構長回しだったんですけど、潤くんの目が開きすぎていて(笑)。
高尾:黒目が全部見えていたもんね。
山下:そんなに開くんだ!っていうので、自分のツボに入っちゃって。笑ったらダメなシーンなんですけど、笑ってしまって3テイクぐらい撮りました。本当に面白かったです(笑)。
◆ONE N’ ONLY、心から涙したシーンとは
― 序奏・終奏合わせて、注目してほしいシーンを教えてください。
草川:今回は自分たちの夢を取るのか、仲間を取るのか、という葛藤も描かれています。同じグループだからこそ出せる空気感とかもありますし、現実になったらこうなるんだろうな、みたいに重ね合わせて観たら、より感動するものもあると思うので注目してほしいです。人間誰しもぶつかるところだと思うので、そういう時にこの映画を観たら自分も勇気をもらえるなと思いました。
関:ズバリ言うとしたら、上裸のシーン。
一同:(笑)。
関:僕的にグッと来たのは、メンバーみんなで初めて思いきり泣いたシーンです。ワンエンと通ずる部分があって、心から涙が出ました。あとはサウナですね。
高尾:いらん!いらん!今、良い感じだったじゃん(笑)!
― 涙するシーンは事前に気持ちを高めたのでしょうか?
関:その場の感情でグッときました。監督さんも「オッケー!」って言いながら、めっちゃ泣いていました。あのシーンは熱かったので、思い出です。
― ほかのみなさんも感情はすぐに入ったのでしょうか?
沢村:撮る前に監督さんと話す中で、「長回しで1発撮りで行きたいから、頼みます」とおっしゃっていて少し怖いと思いました。それが大事なシーンで「早乙女が本当に思ったことを全部出してほしい」ということで、僕はシーズン1の時の設定があったので、あまり感情を出すことは考えてなかったんですけど、監督さんと相談しながらこのシーンに挑みました。
― 自分の中では、もう少しドライなイメージだった?
沢村:ドライとまでは言わないですけど、ものすごくプライドが高い設定なので。今回の映画で監督さんは人間味を本当に大事にしているんだなと思って、自分ができる全てを出したつもりです。
― ありがとうございました。
★なお、モデルプレスでは、撮影現場潜入レポート、高尾颯斗&高尾楓弥の兄弟インタビューも配信中である。(modelpress編集部)
◆ONE N’ ONLY(ワンエンオンリー)プロフィール
関哲汰(せき・てった)/TETTA:1997年11月24日
沢村玲(さわむら・れい)/REI:1997年1月2日
山下永玖(やました・えいく)/EIKU:1999年12月19日
高尾颯斗(たかお・はやと)/HAYATO:1999年9月17日
上村謙信(かみむら・けんしん)/KENSHIN:1999年7月8日
草川直弥(くさかわ・なおや)/NAOYA:1998年4月6日
2023年の南米ワンマンツアーを経て、Latinカルチャーを取り込み“J-POP”と“Latin Music”を融合した、独自のスタイル“Jatin Pop”へと進化し、唯一無二のスタイルを貫き続けるダンス&ボーカルグループ。YouTube上に公開されたMusic Videoは世界各国注目され、特にアジア・中南米・欧州からのアクセスが殺到。TikTokのフォロワー数は日本人男性音楽アーティスト1位の580万人を超え、世界で人気を博している。
◆「映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-」作品概要
<公開日>
映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏-』2025年2月14日(金)
映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -終奏-』2025年3月14日(金)
<監督・脚本>
瀧川元気
<キャスト>
ONE N’ ONLY/山下永玖 高尾颯斗 草川直弥 上村謙信 関哲汰 沢村玲
小川史記 高尾楓弥 野瀬勇馬 大槻拓也 森愁斗
武藤潤 曽野舜太 汐谷友希 簡秀吉 小南光司 西山潤/テイ龍進/原史奈
<主題歌>
ONE N’ ONLY「Map of The Mind」(SDR)
<配給・宣伝>
S・D・P
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》