花まる学習会が新経営体制…託児サービス「花たく」開始 | NewsCafe

花まる学習会が新経営体制…託児サービス「花たく」開始

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新経営陣の発表
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 花まる学習会や野外体験イベント等の教育事業を展開するこうゆうは、新たに井口善文氏を常勤取締役に迎えた5名の新経営体制のもと、新規事業の立ち上げを加速させる。「母の笑顔が子供の幸せにつながる」という理念の実現に向け、精神科医の蟹江絢子氏が顧問に就任した。

 少子化と核家族化が進む現代において、母親が育児を1人で抱え込む「孤育て」が深刻な社会問題となっている。約7割の母親が育児中に孤独を感じたことがあるという調査結果もあり、子供とのコミュニケーションに影響が出たり、産後うつや子供への虐待リスクの増加など、早急な対策が求められている。

 花まる学習会は、1993年のスタートから30年以上にわたり全国に展開を広げ、現在は全国202か所・374教室にまで拡大している。最大の特長は、どんな子供でも「その子の得意や好きを見つけて伸ばす」ことにより、自己肯定感を育みながら「ブレない軸のある人」へと成長を促す点にあるという。

 近年深刻化する不登校や登校しぶりの増加など、従来の教育サービスだけでは十分に対応が難しい課題にも取り組むため、花まるグループは新たな支援体制の構築に着手。2022年には、学びに多様なニーズを抱える子供たちひとりひとりに応じた環境を提供するべく、才能や個性を伸ばすことに特化したフリースクール「花まるエレメンタリースクール」を開校した。

 同スクールは、24名でスタートしたあと、2025年4月現在の児童数は120名まで拡大。各地から多くの問合せや入学希望が寄せられており、新たな拠点の開校が急務となっている。今後は、こうした取組みをさらに進化させ、34.6万人とされる不登校児童生徒を1人でも多く支援すべく、年内に新たに2校を開校予定である。

 また、新規事業の一環として、共働き家庭が直面する「小1の壁」問題に対応する託児サービスの提供も予定している。多様化・複雑化する育児課題に対応し、不登校の子供が自分らしく学べる場や、安心して子供を預けられる環境を整えることで、親と子の両方を支える社会の実現を目指していく。

 こうした新たな挑戦を推進するため、こうゆうでは取締役COOとして井口善文氏を迎え、社内取締役5名による新経営体制を発足した。さらに、周産期メンタルヘルスを専門とする精神科医・蟹江絢子氏を顧問に迎え、「母親研究」の知見を今後さらに深めていく。

 新たなフリースクールとして、「アノネ エレメンタリースクール」お茶の水校が2025年4月に開校(対象学年は小学2~5年生)。さらに「花まるオールインクルーシブスクール(AIS)」流山おおたかの森校が2025年7月に開校予定(対象学年は小学2~6年生)となっている。

 新託児サービス「花たく」は、花まる学習会の教室に通塾している会員向けに展開。お迎え対象小学校の公設学童保育まで迎えに行き、花まる学習会の先生たちが教室まで安全に引率を行う。料金は授業前のみ月3,300円(税込)、授業後のみ月3,300円(税込)、授業前後で月4,400円(税込)となっている。

 4月25日には、「どんな子も成長する野外体験 ! ~出発前から、帰宅後まで。子供が成長する理由を野外体験部部長・箕浦と精神科医・蟹江氏が完全解説~」と題した講演会をオンラインで開催する。参加は無料で、現在受付中。

《吹野准》

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