いよいよラストの大阪万博。「見逃したくない」パビリオンについて、改めてご紹介します。
REBORNをテーマにした「大阪ヘルスケアパビリオン」は、東ゲートを入ってすぐの立地。大阪の活力ある未来社会ビジョンを「いのち」や「健康」を踏まえて提言すべく、地元の大学や企業、府民・市民が産学官民一体となって「オール大阪」で出展したパビリオンです。
前編『【万博レポ】「大阪ヘルスケアパビリオン」の「リボーン体験」意外すぎる見どころとは?見逃したくないポイント』に続く後編です。
さまざまな大阪の企業の「未来のヘルスケアへのアプローチ」を一気に体験!
この次のゾーンは「ミライのヘルスケア」。企業がそれぞれ提示するこれからのヘルスケアへのアプローチを1つ1つ体験していくことができます。サンプルもいただけるのがうれしいエリア。
いちばん最初にあるのはセブンイレブンの「パーソナルフードスタンド」。さきほど「駅で改札を」と書きましたが、こちらはパネル入力です。
質問に答えていくと、
必要な栄養素とお勧めのレシピをご提案してくれます。将来的には「いまの私の健康のために必要なアイテム」を選んでくれるという! いや、これはミライと言わず、明日にでも品川駅に欲しいでしょう。
オージュアなどサロン専売ヘアケア最大手のミルボンのコーナーでは、バンドを読み込むと自分の髪と相性の良いヘアケアセットをもらえました。帰宅してから使ってみましたが、びっくりするほど髪にコシが出ました。オージュアってスタイリストさんに髪の状態を見て選んでもらうものでしたが、未来ではそこに測定結果が加わることで、より一人一人にぴったり合ったアイテムを選んでもらうことが可能になりそうです。
オトナサローネではおなじみ、磁力のオーソリティであるコラントッテのブースも。
およそ4分ほどのムービーで、磁力がどのように人体に影響を与えるのか、その仕組みを解説してくれます。なるほど、こういう理由で血行に影響があるのかと納得。
エリアにはロート製薬、森永乳業など大手企業の展示もさまざまに並び、中には90分待ちのコーナーも。全部回るには確かに3時間必要です。
このあと1Fに移動すると、ミライ人間洗濯機や心筋シートなど目玉級の展示が予約不要で誰でも見られるアトリウムエリアがあります。こちらも見ごたえがありますので、予約がなくてもぜひぜひお立ち寄りを。また、1Fの「ミライの食と文化」エリアも予約不要、ここではフード類やアイスクリームなんかも買うことができます。ビールもあります!
大阪、やっぱりすごいなと思いました!
さて、掲題の通り、私は「もう一度日本で万博が開催されるなら、やっぱり大阪がいい」と感じました。前回の万博が大阪だったという点もさることながら、お客さんを歓迎する土壌がやっぱり、大阪ならでは。
また、東京に住んでいると気づきにくくなることなのですが、やっぱり大阪の産業開発力はものすごく強い。こうして展示を拝見すると改めて思いますが、仮に何かしら壁があっても「ぼちぼちでんな」とゆるいテンションでするっと乗り越えてしまう、そうした土壌がiPSなど再生医療の産業的ハブとなった実力の根源だとも思います。
長らく首都であった京都、さらに古の都の奈良、それらの表玄関として長年台所とお帳場を預かってきた大阪・神戸、今回の万博が「大阪・関西万博」と関西を前に出している点にも納得です。
というような思考になる人もならない人も、大阪ヘルスケアパビリオンはバーチャルツアーも可能ですから、ぜひサイトもチェックしてみて!
■公式サイトはこちら
https://2025osaka-pavilion.jp/