【高校受験2026】埼玉県公立高校入試<理科>講評…昨年に続き易しい構成
子育て・教育
リセマム/教育・受験/中学生
リセマムでは、早稲田アカデミーの協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)と学校選択問題(英語・数学)についても、同様に掲載する。
<理科>講評
(早稲田アカデミー 提供)
全体的な構成、配点、出題傾向については大きな変化はなかった。
大問1は、例年通り小問集合。小問集合で出題された問題は、いずれも『大問2以降のテーマとして選ばれなかった学年で学習した単元』からの出題である。計算問題は問8の1問のみ。例年通り平易な出題であった。
地学分野である大問2は、天気が出題された。問1、問3、問4はいずれも基本的な知識が身に付いていれば解ける設問だった。一方受検生を戸惑わせたのではないかと思えるのが問(2)の計算問題。大気圧とゴム板の面積が与えられ、はたらく力の大きさを求めるもの。『力・圧力の定義、単位変換』を正確に理解しているかが問われる。問5は気圧計の造りに関する問題。択一式であったことと、丁寧な説明文が併記されていたので正答率はそれなりに高くなりそうである。
生物分野である大問3は、植物が出題された。問1、問2の2問はいたって基本的な難易度。問3のホウセンカの道管を塗りつぶす問題は工夫を感じる一問。単子葉類・双子葉類の茎の模式図を併記したうえで、まず正解の図を選び、そのうえで塗りつぶし作業をさせるというもの。単子葉類・双子葉類の違いと、師管・道管の見分けを一問で判別させる良問である。問4~問6は蒸散作用に関する典型題。難易度的にもいたって平易であった。
化学分野である大問4は、化学変化とイオンからの出題。問3までは典型題ばかり。受検生も対処しやすかったと思われる。問5は河川の中和処理施設に関する出題。一昨年に出題された洗剤の問題同様、実社会にて活用されている場面を持ち出しての設問であった。さほど難しくないが、記述形式での出題だったため答えにくいと感じた受検生もいたはず。
物理である大問5は、音の性質が出題された。問1~問3は典型題。モノコードの実験をしっかり理解していれば問題なく正解できると思われる。一方問4の音の高さを変える問題、問5のメトロノームの実験から音速を計算する問題は正答率が低いと思われる。特に問5は今年の出題で唯一の難問レベル。
全体として、昨年に続き易しい構成であった。しっかり準備して臨んだ生徒であれば高得点が期待できるであろう。
このレポートは2026年2月26日(木)に、速報として早稲田アカデミーにより作成されたもの。
協力:早稲田アカデミー(執筆:埼玉県立必勝コース理科責任者 新井克幸氏)
《編集部》


