ノーベル賞研究でも注目!「腸活=便通対策ではない」今急増している「大腸がん」のリスクを下げるためにできることとは【國澤純先生が解説】 | NewsCafe

ノーベル賞研究でも注目!「腸活=便通対策ではない」今急増している「大腸がん」のリスクを下げるためにできることとは【國澤純先生が解説】

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ノーベル賞研究でも注目!「腸活=便通対策ではない」今急増している「大腸がん」のリスクを下げるためにできることとは【國澤純先生が解説】
ノーベル賞研究でも注目!「腸活=便通対策ではない」今急増している「大腸がん」のリスクを下げるためにできることとは【國澤純先生が解説】 全 1 枚 拡大写真
  

毎日、ヨーグルトを食べて便秘対策をしているのに、なぜか疲れが抜けない、太りやすくなった、肌がゆらぎやすい……。そんな40代・50代の「自分は腸活をがんばっているつもりなのに、報われない不調」の背景には、これまでの腸活で見落とされていた重大なポイントがあるのかもしれません。

そのヒントを探るべく、オトナサローネ編集部は『新腸活最前線 発酵性食物繊維 “腸×肌”トレンド発表会』に潜入。実は今、世界のフードトレンドが「プロテイン」から「食物繊維」へとシフトしているんだとか! また世界的に注目をあつめる、日本の一歩先を行く最新アプローチについて、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 副所長の國澤純先生にお話を伺いました。

便秘対策だけで終わらせない、免疫の暴走を抑え大腸から若返る「新・腸活」の最前線をお届けします。

▶腸活=便通対策はもう古い!?

「腸活イコール便通対策」はもう古い!?大腸がカギを握る40・50代の健康

今や、腸活=便通対策の時代ではありません。最新の医学では、腸内環境の乱れが、40代・50代女性を悩ませる「あらゆる不調や病気」に直結していることが明らかになっています。

  • 肌荒れ・ゆらぎ肌
  • 疲れが抜けない、メンタルの不調
  • 太りやすさ(代謝の低下)
  • 花粉症などのアレルギー、感染症
  • 高血糖や2型糖尿病
  • 将来の認知症や大腸がんのリスク……

「腸が元気になれば、全身が健康になる」と言っても過言ではありません。國澤先生によると、今の私たちがアップデートすべき腸活のポイントは次の3つです。

▶3つのポイントがこちら!

1、腸本来の「免疫機能」を整える(弱すぎても、暴走してもダメ!)

腸には、食べ物の消化・吸収・排泄を支える「ぜん動運動」と、体を守る「免疫機能」があります。これらが正常に働いていることが重要で、特に免疫は、弱すぎると風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。一方で、高まりすぎて暴走してしまうと、正常な細胞にダメージを与えてしまい、その結果、花粉症やアレルギー、慢性的な炎症などを引き起こす原因に。

2、善玉菌を増やすだけでなく「しっかり働ける環境」にする

善玉菌を増やすことばかりに目が向きがちですが、大切なのは「数」だけではありません。腸内細菌がそれぞれの役割を発揮し、善玉菌が元気に働ける環境を整えることが重要だということを覚えておきましょう。

3、自分のためだけでなく「腸内細菌にエサをあげる」

私たちは自分の健康のために栄養を摂っていますが、腸内細菌もまた、エサがなければ十分に働くことができません。腸内細菌のエサとなる食品を意識して摂り、腸内細菌を育てることが、これからの腸活では欠かせないポイントになります。

特に重要なのが「3」の腸内細菌へのエサやり。実は、私たちがよかれと思ってやっている腸活は、腸内細菌を「飢餓状態」にさせている可能性があるのです。

▶大腸がんリスクを下げるためにできること

ノーベル賞研究でも注目!今急増している「大腸がん」のリスクを下げるためにできることは?

これからの腸活での最大のゴールは、腸内細菌にエサを与え、「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」という健康と若々しさを支える物質を体内で作らせることにあります。短鎖脂肪酸にはいくつか種類がありますが、なかでも今、医学界で熱い視線を浴びているエース級の成分が「酪酸(らくさん)」です。酪酸が腸内でしっかり作られることが、私たちの健康にとって非常に重要だとわかってきました。

「酪酸」は、大腸の細胞が活動するための「最大のエネルギー源」であり、腸のバリア機能を高めてくれる存在。さらに凄いのは、免疫のブレーキ役である「制御性T細胞(Treg)」を増やすという驚きの働きがあることです。

この「制御性T細胞」は、2025年に坂口志文先生らがノーベル賞を受賞した研究でも大きな話題となった超重要細胞。免疫がパニックを起こして暴走するのを防ぐため、40代・50代に急増するアレルギーや慢性炎症の予防に欠かせません。

また、近年の研究では、酪酸に大腸がんとの関連が指摘されている悪玉菌の代表格「フソバクテリウム」の増殖を抑える働きも報告されています。まさに、大腸の健康を守り、大腸がんリスクを下げるための“守護神”ともいえる存在なのです。

短鎖脂肪酸がもたらす働き

▶同じ生活をしていても酪酸がゼロの人も!?

衝撃!同じ生活をしていても、体内の「酪酸」がゼロの人がいる!?

これほど重要な「酪酸」ですが、実は人によって作れる量に凄まじい個人差があることが調査で判明しました。

同じような生活習慣を送っているグループを調べたところ、体内に酪酸がたっぷりある人がいる一方で、なんと「酪酸がほぼゼロ(検出されない)」という信じられない結果が出た人もいたのです。

「毎日がんばってヨーグルトを食べているのに、私の大腸は酪酸ゼロかもしれないの!?」そう不安になった方、原因は菌そのものではなく「菌のエサ」にあります。 酪酸をドバドバ作れる体になるか、それともゼロのまま老け込むか……その運命を分けるのが、腸活のラスボス「発酵性食物繊維」です。

ラスボスにどう対処したら酪酸が作られるか、後編で明らかになります。

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▶▶「発酵性食物繊維はとっている」でもなぜ腸活の効果が出ない?よかれと思ってやりがちな「NGな食べ方」とは


《OTONA SALONE》

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