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「夜中に何度も目が覚めて、スッキリ眠れない」「昼間に眠気が起き、仕事や家事がつらい」「寝る前の習慣を見直しても、長続きしない」このような睡眠の悩みは、普段の生活の過ごしやすさに直結する深刻なものです。「でも、夜中まで起きている家族がいるから仕方がない」「年齢を重ねると睡眠が浅くなると聞いたことがある」と思っている人ほど、要注意。夜間覚醒の背景には病気が隠れているかもしれません。注意しておきたい病気や、質の高い睡眠をとる方法を医師の木村先生に聞いてみました。
Q.寝る環境は整っているのに、夜中に目が覚める原因は?

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「以前、寝つきが悪くなったときに寝具を肌触りのいいものに変え、室温や湿度にも気を配るようにしました。そのときは解決したのですが、最近また夜中に何度も目が覚めてしまいます」このように話すのは、51歳のリエさん(仮名)です。大学生の子どもが夜中に帰宅することがあるため、目を覚ますのは仕方ないと思いつつも不安な気持ちもあるようです。「あまりにも眠れず心配なので、最近では昼間の運転を控えていて少し不便です。年齢のせいだと思いつつ、スッキリと眠れない状態が続いているので不安な気持ちもあります」リエさんの不安な気持ちを見過ごすわけにはいけません。実際、夜間覚醒が続く場合、病気が原因の可能性が高いのです。
Q.夜間覚醒の背景にありがちな病気は?

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夜間覚醒が続く原因として考えられる主な病気を3つ紹介します。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が止まる、あるいは浅くなることで眠りが何度も中断されてしまいます。周りの家族に指摘されるほどの激しいいびきや、日中の強い眠気、起床時のだるさや頭痛を伴うことがあります。家族に「いびきが大きい」「息が止まっている」と指摘される場合や、日中の眠気が強くて仕事や家事に支障をきたしている場合は、呼吸器内科や睡眠外来を受診しましょう。
うつ病・不安障害
気分が落ち込んでいたり強い不安や悩みを抱えていたりすると、眠りが浅くなったり夜間に覚醒したりすることがあります。とくに「早朝に目が覚めることが多い」「眠っているはずなのに、休んだ感じがしない」という場合は要注意です。夜間覚醒だけではなく、日常的な気分の落ち込みや不安感、新しいものや昔からの趣味を楽しめない意欲低下などの症状がみられる場合、うつ病や不安障害の可能性があります。我慢せず、心療内科や精神科で相談してくださいね。
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は免疫システムの誤作動により、からだの代謝が過剰に働く病気です。精神的には疲れていてもからだが休まらず、夜中に何度も目が覚めたり、なかなか寝つけなかったりすることがあります。激しい動悸や異常な発汗、食べているはずなのに体重が減る、手の震えやイライラなどが主な症状です。眠れないだけではなく全身の異変がある場合は、内科や内分泌内科を受診してください。
本記事では、夜間覚醒の背景に隠れているかもしれない病気について解説しました。
つづく▶▶【朝までぐっすりと眠りたい】更年期女性へ。医師が勧める3つの方法
では、夜間覚醒の改善のために見直したいことについて医師の視点からのお届けします。



