繰り返される横暴…「尖閣上陸中国人の強制送還」許せる?
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そもそもこの尖閣諸島について中国が領有権を主張し始めたのは、1968年(昭和43年)の諸島付近海底調査で石油や天然ガスなどの地下資源埋蔵の可能性が確認されてからだ。それ以降、中国側との間で国際問題が頻発。台湾漁船の抗議行動や尖閣諸島中国漁船衝突事件に続き、今月15日には香港の活動家ら7人が尖閣諸島に上陸。このうち5人が出入国管理法違反(不法上陸)の疑いで現行犯逮捕されたが、問題は逮捕後の処遇についてである。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーは「尖閣上陸中国人の強制送還はアリ?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…33%】
■ただ日本の地にいて欲しくないだけ。強制送還という名の永久追放。
■不法侵入者の強制送還は当たり前でしょ?
■低レベルな集団に目くじら立ててたって自分の価値をさげるだけ。
■本当はナシだけど政府がきちんとした対応が出来ないから仕方ない。
■事態の鎮静化にはやむを得ないが、次はないだろう。
【ナシ…67%】
■領海侵犯した日本の漁師はどんな処分受けた?
■上陸させたらアウト。何としても水際で制止すべきだった。
■あれは強制送還とは言わない! 最高のおもてなしだ! 厳重処罰せよ!
■不法入国と言う立派な犯罪! 罰してから強制送還が筋だろうが!。
■逆なら帰してくれないでしょ? 日本は甘過ぎる!
■野田総理情けない。民主党情けない。
■強制送還じゃなんの罰にもならない。
■日本で裁判にかけてから強制送還すべきだった。
■日本の法律に照らし、裁判を受けさせて懲役、罰金を決めるべき。
■私有地への不法侵入で起訴すべき。器物損壊や公務執行妨害も。
■荒立てたくないのはわかるが、ますます調子にのるのでは?
■拘束して中国側と交渉に入るべきだった。
■日本の領土なんだから、もっと厳しく対処するべきだと思います。
【ナシ派】が約7割と圧倒的。残った【アリ派】も「ただただ日本にいてほしくない」など度重なる横車に辟易しているコメントや「本当はナシだけど政府が…」という諦めの声も多かった。不要な争いを避け互いを尊重し合う美徳は大切だが、降りかかる火の粉を払うだけの姿勢は限界にきているのではないか。
中国のみならず、領土問題に関わる周辺各国との状況は非常に切迫している。目には目を、とまでは言わないが「毅然とした態度で」と口に出しているだけでは同じことの繰り返しだ。中立的立場の諸外国へのアピール、さらには今まで以上の強い意志を相手に示さない限り、いずれは強圧的な姿勢に負けてしまうだろう。
韓国に対しては、今年10月に期限を迎える日韓通貨スワップ協定交換枠の拡大措置延長を白紙に戻すと発言した民主党政権。これを口先だけでなく実行できるのか、また中国への新たな措置はあるのか。今後も注目したい。
[文・野村裕子]
[写・ronnie44052]
《NewsCafeアリナシ》