三谷幸喜、最も嫌う俳優は?
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脚本を担当している三谷幸喜(55)の評価も高まっているが、そんな彼は意外にも俳優の好き嫌いが激しいという。
「もともと三谷は脚本を書くときは俳優をイメージしてストーリーを作ってゆくタイプです。彼は自分が好きになった俳優は継続して主演させる傾向があり、選ばれたメンバーを業界では『三谷組』と呼んでいます」(映画関係者)
どんな俳優が好きなの?
「彼が監督したとき、言われた通りに演じてくれる人です。それには彼の独特なユーモアをまず理解して、脚本の段階で笑うことが重要です。台本の読み合わせで笑える役者ほど三谷組に入れる確率が高くなりますね」
じゃあ、嫌われる人は?
「台本にケチをつける俳優でしょう。『このセリフは違うんじゃないですか?』『監督の意図が僕にはわからない』などと言って撮影を中断させるタイプは苦手です。松田翔太(31)がこのタイプですが、彼はセリフをきっちり頭に入れてから現場に入るのでまだ許せるはずです」
じゃあ、三谷が最も許せない俳優は?
「ズバリ言うと鹿賀丈史(65)です。鹿賀は1993年に放送された三谷脚本のドラマ『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)に出演し、翌年には人気作品『古畑任三郎』(同)に医師役で登場し、最初は仲良しでした」
いつから不仲になった?
「2002年の舞台『You Are The Top 今宵の君』からです。このとき鹿賀はまったくセリフを覚えないまま舞台稽古に入った。謝るわけでもなく、『俺は忙しいから仕方がないんだ』と開き直ったことに三谷が激怒し、絶縁状態になりました」
えっ、鹿賀は体調不良で降板したんじゃなかったっけ?
「もちろん表向きはそうですが、実は修復不可能なほど険悪な状態になっていたんです。舞台はけいこ中はギャラが発生せず、公演が始まってからお金が入ります。だから、テレビほど稼げず、舞台を軽視する俳優が多いんですが、三谷はそういうタイプを一番嫌いますね」(先の関係者)
鹿賀ももし、あのときセリフを覚えていたなら、今は「真田丸」で重要な役柄を演じていたかもしれない。
《NewsCafeゲイノウ》