本作は1979年の韓国大統領暗殺事件を題材に、韓国史上最悪の政治裁判を描いた衝撃のサスペンス。

大統領暗殺事件に巻き込まれた中央情報部長の随行秘書官パク・テジュ(イ・ソンギュン)。彼は被告人の中で唯一の軍人であるため、ただ一人軍法裁判にかけられ、たった一度の判決で刑が確定してしまう状況にあった。公正な裁判を求めて戦うチョン・インフだったが、合同捜査団長チョン・サンドゥ(ユ・ジェミョン)が裁判を裏で操り、事態は窮地に陥っていた。

しかしパク・テジュは静かに「真の内乱を知っているか? 街に戦車を走らせるのが、真の内乱だ」と答える。
その様子に「分かってます。だが生きるには仕方ない」とインフは語気を強め、「大佐が生きてこそ、イェジンもイェソンも生きられる」とパク・テジュの子どもたちの名を挙げ、声を震わせる。
そして「今回だけ良心や信念を忘れ去ればいい。世の中は変わった。どうせ歴史に名が残るのはキム部長だけです。反逆者か革命家として。パク・テジュは忘れ去られる」と必死に訴える。
インフのその言葉に、これまで表情を変えなかったテジュの目が反応をする。その横顔のわずかな変化に、テジュの胸の内が伝わり、目が離せない場面だ。
本作で、待望の初共演を果たしたチョ・ジョンソクとイ・ソンギュン。チュ・チャンミン監督いわく、イ・ソンギュンは出演の理由について「チョ・ジョンソクと共演してみたい。彼がどのような演技をするのか色々学びたい」と話していたという。
チョ・ジョンソクにとっても念願だった共演をふり返り「イ・ソンギュンさんは一緒にいて懐が深く楽しい人。同時に現場では誰よりも演じることへの執念が強く、すごいなと感じた」と賛辞を贈っている。
最初で最後の共演となった2人の、魂の熱演が感じられる本編映像となっている。
『大統領暗殺裁判 16日間の真実』は全国にて公開中。